[S5基盤ソフト] 2022年度採択課題

アッタラパドゥン ナッタポン

サステナブルな分散型秘密計算基盤

グラント番号:JPMJCR22M1
研究代表者
アッタラパドゥン ナッタポン

産業技術総合研究所
サイバーフィジカルセキュリティ研究センター
研究チーム長

主たる共同研究者
川村 信一 産業技術総合研究所 サイバーフィジカルセキュリティ研究センター 研究チーム長
松浦 幹太 東京大学 生産技術研究所 教授
松田 隆宏 産業技術総合研究所 サイバーフィジカルセキュリティ研究センター 研究チーム長
米山 一樹 茨城大学 大学院理工学研究科工学野 教授
研究概要

秘密計算は、データを秘匿したまま処理が可能な暗号技術であり、個人・企業の機密情報の利活用を促進すると期待されています。本研究は、「秘密計算プロバイダへの信頼の必要性」及び「プロバイダが不在の状況の運用の困難性」の課題を解決し、分散環境下の効率的な秘密計算の基礎理論確立、及び、ユーザインセンティブ設計が組み込まれ持続可能な運用が可能となる基盤開発を行い、サステナブルな分散型秘密計算基盤を目指します。

天笠 俊之

検証可能なデータエコシステム

グラント番号:JPMJCR22M2
研究代表者
天笠 俊之

筑波大学
計算科学研究センター
教授

主たる共同研究者
石川 佳治 名古屋大学 大学院情報学研究科 教授
小口 正人 お茶の水女子大学 基幹研究院 教授
鬼塚 真 大阪大学 大学院情報科学研究科 教授
宮崎 純 東京工業大学 情報理工学院 教授
森嶋 厚行 筑波大学 図書館情報メディア系 教授
研究概要

本研究では、検証可能なデータエコシステムの研究開発を行う。データとリネージュ、信頼度などを統合的に記述するデータモデルを開発し、それを支える高機能分散ストレージ、メタデータマネージャ、リネージュエンジン等を開発する。さらに既存のデータに検出された不正を修復するデータベースリペアやヒューマンインザループ処理による信頼度向上についても取り組む。また、二種類の実証実験によってシステムの有効性を評価する。

品川 高廣

隔離実行と形式検証による総合的セキュリティ基盤システム

グラント番号:JPMJCR22M3
研究代表者
品川 高廣

東京大学
大学院情報理工学系研究科
教授

主たる共同研究者
住井 英二郎 東北大学 大学院情報科学研究科 教授
広渕 崇宏 産業技術総合研究所 デジタルアーキテクチャ研究センター 研究チーム長
研究概要

Society 5.0を支えるシステム全体に強力なセキュリティを提供する総合的セキュリティ基盤システムを実現する。最新技術による様々な隔離実行とポイントを絞った形式検証を組み合わせ、理論的に検証された強力なセキュリティを実用的システムに適用可能にする。また、エッジからクラウドまで包括的な総合セキュリティポリシーの記述・実施により、システム全体で一貫性したセキュリティを実現可能にする。

米澤 拓郎

多様な形態の現実を安心・安全に創り・繋ぐTrusted Inter-Reality基盤

グラント番号:JPMJCR22M4
研究代表者
米澤 拓郎

名古屋大学
大学院工学研究科
准教授

主たる共同研究者
青木 崇行 カディンチェ(株)  代表取締役
金岡 晃 東邦大学 理学部 教授
塚田 学 東京大学 大学院情報理工学系研究科 准教授
研究概要

階層的なアクセス管理・セキュリティ保護が可能な実質空間の構築・接続技術の研究を通じ、次の社会の基盤となり得る新たなトラスト原則を確立する。更に、没入性の高いVR環境が有するリスクとしての情報フィードバックに対する肉体・精神への侵襲リスクや影響を医学的な観点からも明らかにした上で、全研究項目を統合したTrusted Inter-Reality基盤を構築、実証実験を通じ評価を行う。

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