2018年度採択分(一部他年度採択分を含む)

戦略的創造研究推進事業(CREST)における課題別事後評価結果について(2023年度実施分)

戦略研究推進部

「戦略的創造研究推進事業(CREST)」における研究課題の事後評価を、「戦略的創造研究推進事業(新技術シーズ創出)の実施に関する規則」に基づいて実施した。

1.事後評価の目的と基準

(1)評価の目的
 研究課題等の研究目的の達成状況、研究実施状況、波及効果等を明らかにし、今後の研究成果の展開及び事業運営の改善に資することを目的とする。

(2)評価項目及び基準
ア 研究課題等の研究目的の達成状況
イ 研究実施体制及び研究費執行状況
ウ 研究成果の科学技術及び社会・経済への波及効果(今後の見込みを含む)
エ 相手機関との研究交流状況(外国の研究機関等と共同して研究を実施するものに限る。)
  なお、上記アからエの具体的基準については、事後評価の目的を踏まえ、評価実施主体が定める。

(3)評価の時期
 研究終了後できるだけ早い時期又は研究終了前の適切な時期に実施する。

(4)評価者
 研究総括が、研究総括補佐、領域アドバイザー、必要に応じて機構が選任する外部の専門家の協力を得て行う。

2.評価対象となった研究課題

研究課題合計:88件

領域別課題数

【グリーンイノベーション】

新たな生産プロセス構築のための電子やイオン等の能動的制御による革新的反応技術の創出  4件
微小エネルギーを利用した革新的な環境発電技術の創出  3件

【ライフイノベーション】

異分野融合による新型コロナウイルスをはじめとした感染症との共生に資する技術基盤の創生  10件
ゲノムスケールのDNA設計・合成による細胞制御技術の創出  6件
細胞外微粒子に起因する生命現象の解明とその制御に向けた基盤技術の創出  7件
光の特性を活用した生命機能の時空間制御技術の開発と応用  6件
環境変動に対する植物の頑健性の解明と応用に向けた基盤技術の創出  1件

【ナノテクノロジー・材料】

トポロジカル材料科学に基づく革新的機能を有する材料・デバイスの創出  5件
ナノスケール・サーマルマネージメント基盤技術の創出  7件
実験と理論・計算・データ科学を融合した材料開発の革新  6件
計測技術と高度情報処理の融合によるインテリジェント計測・解析手法の開発と応用  7件
量子状態の高度な制御に基づく革新的量子技術基盤の創出  7件
新たな光機能や光物性の発現・利活用を基軸とする次世代フォトニクスの基盤技術  1件
多様な天然炭素資源の活用に資する革新的触媒と創出技術  2件

【情報通信技術】

Society5.0を支える革新的コンピューティング技術  3件
人間と情報環境の共生インタラクション基盤技術の創出と展開  9件
イノベーション創発に資する人工知能基盤技術の創出と統合化  4件

3.課題事後評価の進め方

被評価者による報告書の作成

評価会の開催

事後評価結果報告書の作成
① 評価者が作成した評価票をもとに事後評価結果報告書(案)の作成
② 事後評価結果報告書(案)を被評価者に提示し、意見交換
③ 事後評価結果報告書の確定(全評価者の確認・合意)

研究主監会議への報告

JSTホームページによる公表

 

4.評価委員及び評価報告書

評価委員及び研究課題毎の評価は、各研究領域の事後評価結果報告書に記載の通りである。

【グリーンイノベーション】
【ライフイノベーション】
【ナノテクノロジー・材料・光技術】
【情報通信技術】