再生可能エネルギーからのエネルギーキャリアの製造とその利用のための革新的基盤技術の創出

1.研究領域の概要

 本研究領域は、再生可能エネルギーを安定的・効率的に利用する水素エネルギー社会の実現に向け、再生可能エネルギーを化学エネルギーの貯蔵・輸送の担体となるエネルギーキャリアに効率的に変換し、さらに、エネルギーキャリアから電気エネルギー、水素、動力等を取り出して利用する基礎的・基盤的技術の創出を目指します。そのために、電気化学・触媒化学・材料科学・プロセス工学といった分野の垣根にとらわれない異分野間の融合型研究を推進します。例えば、風力・太陽光などの再生可能エネルギーを利用してエネルギーキャリアを効率的に直接合成するための電解合成、触媒合成、電極・反応場材料に関する研究、太陽熱・地熱を用いた熱化学プロセスによりエネルギーキャリアを合成するための研究を対象とします。

2.事後評価の概要

2-1.評価の目的、方法、評価項目及び基準

 戦略的創造研究推進事業・CRESTにおける事後評価の目的、方法、評価項目及び基準に沿って実施した。

2-2.評価対象研究代表者及び研究課題

2015年度採択研究課題 (コロナ延長課題)

(1)西林 仁昭(東京大学 大学院工学系研究科 教授)
分子触媒を利用した革新的アンモニア合成及び関連反応の開発

(2)山内 美穂(九州大学 カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所 教授)
ナノハイブリッド材料創製に基づくクリーンアルコール合成システムのデザインと構築

2-3.事後評価会の実施時期

2021年9月 各研究者からの研究報告書に基づく研究総括による事後評価(コロナ延長課題)

2-4.評価者

研究総括
江口 浩一 京都大学 大学院工学研究科 教授

※所属・役職は研究終了時点のものです。

プログラム

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