分散協調型エネルギー管理システム構築のための理論及び基盤技術の創出と融合展開

1.研究領域の概要

 本研究領域では 再生可能エネルギーをはじめとした多様なエネルギー源と様々な利用者をつなぐエネルギー管理システムにおいて、エネルギー需給を最適制御するための理論、 数理モデル及び基盤技術の創出を目的とします。具体的には、エネルギーと情報を双方向かつリアルタイムで処理し、分散して存在する需要と供給間の状況把握や協調制御を可能とする理論及び基盤技術の研究を推進します。また、需要と供給それぞれの利己的意思決定をエネルギーシステム全体の社会的利益につなげるために、人間行動や社会的合理性を組み込んだ理論及び基盤技術の研究を推進します。さらには、再生可能エネルギーの需給を気象や地理的条件、過去の実績等を考慮して予測する理論及び基盤技術の研究を推進します。これらの研究を推進するにあたり、分散協調型エネルギー管理システムの構築という出口を見据え、システム、制御、情報、通信、エネルギー、社会科学など様々な研究分野をつないだ連携や融合に取り組みます。
 本研究領域は、文部科学省の選定した戦略目標「再生可能エネルギーをはじめとした多様なエネルギーの需給の最適化を可能とする、分散協調型エネルギー管理システム構築のための理論、数理モデル及び基盤技術の創出」のもとに、平成24年度に発足しました。

2.事後評価の概要

2-1.新型コロナ感染症影響に対する対応

以下の課題は、コロナウイルス感染症の影響により2020年度まで研究期間を延長した。課題事後評価は2019年度に実施し、評価を確定している。

2015年度 再編研究課題

(1)中島 孝 (東海大学 情報技術センター/情報理工学部 教授)
分散協調型EMSにおける地球科学情報の可用性向上とエネルギー需要モデルの開発
2019年度 課題事後評価報告書

※所属および役職は評価時点のものです。

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