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- プロセスインテグレーションに向けた高機能ナノ構造体の創出
次世代ナノシステムを効率よく自在に創りあげるには、トップダウンプロセスとボトムアッププロセスとの有機的な結合が欠かせません。
本研究領域では、分子レベルにおける精緻なナノ構造、機能をマクロレベルの材料の構造、機能に繋げる方策を探り、ボトムアッププロセスでしか達成されない特異な構造、機能をそなえた自立した高機能ナノ構造体を創出することをめざしています。分子、超分子レベルでは、分子機械、分子モーター、人工筋肉など精緻な構造の構築、特異な機能の発現も報告されていますが、これらのナノ構造体を自己組織化、自己集積化し、マクロレベルの材料の構造、機能に繋げることには成功していません。分子触媒、固体触媒について言えば、精緻な分子・構造設計に加え、自己組織化、自己構造化により、多段階反応のワンポット合成などこれまでにない高度な機能をもった触媒の開発が望まれています。
分子材料は、その多様性を活かすことによりいかようにも姿を変えるポテンシャルを持っています。このポテンシャルを見据えて、分子レベルにおいて実現している精緻な構造、機能(化学、物理刺激応答性、触媒機能、導電性、磁性など)を、ボトムアッププロセスにより、マクロなreal worldの材料に繋げる道筋をつけ、特異な機能をもった自立した高機能ナノ構造体を創出することを本領域の目的としています。
戦略的創造研究推進事業CRESTにおける事後評価の目的、方法、評価項目及び基準に沿って実施した。
(1)有賀 克彦 ((独)物質•材料研究機構国際ナノアーキテクトニクス研究拠点 主任研究者)
ナノとマクロをつなぐ動的界面ナノテクノロジー(166KB)
(2)石原 一彰 (名古屋大学大学院工学研究科 教授)
酸・塩基複合型超分子動的錯体を鍵とする高機能触媒の創製(167KB)
(3)岩澤 伸治 (東京工業大学大学院理工学研究科 教授)
ホウ酸エステルの動的自己組織化に基づく高次機能の開拓(149KB)
(4)杉野目 道紀(京都大学大学院工学研究科 教授)
キラルナノ分子ロッドによる機能の階層的不斉集積と組織化(153KB)
(5)真島 和志(大阪大学大学院基礎工学研究科 教授)
多核金属クラスター分子の構造制御によるナノ触媒の創製(141KB)
(6)松本 泰道(熊本大学大学院自然科学研究科 教授)
ナノシートから構築する高機能ナノ構造体(174KB)
(7)杉山 弘 (京都大学大学院理学研究科 教授)
生体分子情報-構造-機能統合ナノシステムの構築(107KB)
(8)中嶋 直敏 (九州大学大学院工学研究院 教授)
溶解カーボンナノチューブ高機能ナノシステムのデザイン(112KB)
(9)原田 明 (大阪大学大学院理学研究科 教授)
自己組織化超分子ポリマーの動的機能化(107KB)
平成26年11月28日(金)
入江 正浩 | 九州大学 名誉教授 |
相田 卓三 | 東京大学大学院工学系研究科 教授 |
井上 隆 | 山形大学大学院理工学研究科 客員教授 |
岩本 正和 | 中央大学 研究開発機構 教授 |
上田 充 | 山形大学 特任教授 神奈川大学工学部化学教室 客員教授 |
大須賀 篤弘 | 京都大学大学院理学研究科 教授 |
河田 聡 | 大阪大学大学院工学研究科 教授 |
小島 秀子 | 早稲田大学 ナノ理工学研究機構 研究院客員教授 |
西村 紀 | 神戸大学大学院医学研究科質量分析総合センター 客員教授 |
橋本 和仁 | 東京大学大学院工学系研究科 教授 |
吉川 研一 | 同志社大学生命医科学部 医情報学科 教授 |
A+ 期待を超える十分な成果が得られている
A 期待通りの成果が得られている
B 成果がやや不足している
C 成果が著しく不足している