二酸化炭素排出抑制に資する革新的技術の創出

1.研究領域の概要

我が国がハイリゲンダムサミットにおいて提案した2050年までに世界の温室効果ガスの排出を半減させるという目標に向け、主に二酸化炭素の排出削減について、既存の抑制技術の2倍程度の効率を有する革新的技術の開発を目標とする。例えば、再生可能エネルギーにおける画期的な性能向上を実現しうる技術、さらには、大気中の二酸化炭素の革新的な処理を可能とする技術、等の直接的、間接的二酸化炭素排出抑制技術を、新概念、新原理に立脚して創出することで低炭素社会の実現を目指す研究を対象とする。

2.事後評価の概要

2-1.評価の目的、方法、評価項目及び基準

戦略的創造研究推進事業・CRESTにおける事後評価の目的、方法、評価項目及び基準に沿って実施した。

2-2.評価対象研究代表者及び研究課題

平成22年度採択研究課題

(1)山内 美穂 (九州大学 カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所 准教授)
高選択的触媒反応によるカーボンニュートラルなエネルギー変換サイクルの開発

(2)山口 猛央 (東京工業大学 資源化学研究所 教授)
革新的全固体型アルカリ燃料電池開発のための高性能OH-イオン伝導膜の創生と燃料電池システム設計基盤の構築

(3)山崎 聡 (産業技術総合研究所 先進パワーエレクトロニクス研究センター 招聘研究員)
超低損失パワーデバイス実現のための基盤構築

2-3.事後評価会の実施時期

平成27年11月30日(月)

2-4.評価者

研究総括
安井 至 (一財)持続性推進機構 理事長/東京大学 名誉教授
領域アドバイザー
五十嵐 泰夫 西南大学 生物能源・生物修復研究センター センター長/教授
岡島 博司 トヨタ自動車(株)技術統括部 主査
小久見 善八 京都大学 名誉教授/産官学連携本部 特任教授
桑野 幸徳 太陽光発電技術研究組合 理事長
小長井 誠 東京都市大学 総合研究所 教授
竹山 春子 早稲田大学 理工学術院先進理工学部 教授
辰巳 敬 (独)製品評価技術基盤機構 理事長
藤岡 祐一 福岡女子大学 国際文理学部 教授
藤野 純一 国立環境研究所 地球環境システム研究センター 主任研究員
松村 幸彦 広島大学 大学院工学研究科 教授
山地 憲治 (公財)地球環境産業技術研究機構 理事/研究所長
外部評価者
該当なし

3.事後評価評点の基準

A+ 期待を超える十分な成果が得られている
A  期待通りの成果が得られている
B  成果がやや不足している
C  成果が著しく不足している

プログラム

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