共生社会に向けた人間調和型情報技術の構築

1.研究領域の概要

本研究領域では、コンピュータなどの情報機器、ネットワーク、コンテンツなどで満ち溢れた情報環境において、実空間適応型認識、インタラクション、メディアコンテンツ処理などの要素技術を融合・統合し、さらにその認知神経科学基盤を解明することにより、人の状況を理解し、人とともに進化しつつ、人の創造性を引き出し、高めるための「人間と情報環境の調和」を実現するための基盤技術の構築にむけた取り組みを行う。

具体的には、人間行動・実空間状況の取得・理解を行うセンサーネットワークやユビキタスコンピューティングによる実空間適応型認識技術、ロボットやユビキタスネットワークによる人間-機械コミュニケーションの円滑化技術、および、テキスト、音声、音楽、画像などの多様なメディアの解析、検索、集積、構造化などに関わるコンテンツ技術を連携・融合・統合した「人間調和型情報環境」を構築するための研究を推進する。さらに、人間とこれを取り巻く情報環境の調和的な相互作用を行う技術のブレークスルーを生み出す研究や、人間と情報環境の調和という視点を意識した認知プロセスの研究と情報環境構築技術の研究を、異分野融合課題として推進・発展させる研究も含む。

2.中間評価の概要

2-1.評価の目的、方法、評価項目及び基準

戦略的創造研究推進事業・CRESTにおける中間評価の目的、方法、評価項目及び基準に沿って実施した。

2-2.評価対象研究代表者及び研究課題

平成23年度採択研究課題

(1)開 一夫 (東京大学大学院総合文化研究科 教授)

ペダゴジカル・マシン:教え教えられる人工物の発達認知科学的基盤(119KB)

(2)後藤 真孝 (産業技術総合研究所情報技術研究部門 首席研究員)

コンテンツ共生社会のための類似度を可知化する情報環境の実現(116KB)

(3)徳田 恵一 (名古屋工業大学大学院工学研究科 教授)

コンテンツ生成の循環系を軸とした次世代音声技術基盤の確立(113KB)

(4)苗村 健 (東京大学大学院情報学環 教授)

局所性・指向性制御に基づく多人数調和型情報提示技術の構築と実践(136KB)

2-3.中間評価会の実施時期

平成26年10月30日(木曜日)および 平成26年11月25日(火曜日)

2-4.評価者

研究総括
西田豊明 京都大学大学院情報学研究科 教授
領域アドバイザー
青山 友紀 慶應義塾大学理工学部 訪問教授
淺川 和雄 (株)富士通研究所 フェロー
伊福部 達 東京大学高齢社会総合研究機構 名誉教授
鈴木 陽一 東北大学電気通信研究所 教授
前田 英作 NTTコミュニケーション科学基礎研究 所長
前田 太郎 大阪大学大学院情報科学研究科バイオ情報工学専攻 教授
外部評価者
該当者なし

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