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- 炎症の慢性化機構の解明と制御に向けた基盤技術の創出
本研究領域では、炎症が慢性化する機構を明らかにし、慢性炎症を早期に検出し、制御し、消退させ、修復する基盤技術の創出を目的とします。
具体的には、①炎症制御の破綻機構を明らかにすることにより、炎症の慢性化を誘導、維持する因子を同定する、②炎症の慢性化によりどのようにして特定の疾患(がん、神経変性疾患、動脈硬化性疾患などを含む)が発症するのか、その機序を明らかにし、制御する基盤技術を創出する、③炎症の慢性化の早期発見および定量的な評価を可能にする基盤技術を創出する、などを目指した研究を対象とします。なかでも、従来の基礎のみ、あるいは臨床のみの研究ではなく、十分なエビデンスに基づいた知見を高次炎症調節機構の理解にまで昇華させ、新たな先制医療基盤技術の開発につなげられるような視点をもつ研究を重視します。
戦略的創造研究推進事業・CRESTにおける中間評価の目的、方法、評価項目及び基準に沿って実施しました。
(1)淺原 弘嗣(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 教授)
RNA階層における炎症の時間軸制御機構の解明(131KB)
(2)石井 優(大阪大学大学院医学系研究科 教授)
次世代の生体イメージングによる慢性炎症マクロファージの機能的解明(125KB)
(3)井上 和秀(九州大学大学院薬学研究院 教授)
脳内免疫担当細胞ミクログリアを主軸とする慢性難治性疼痛発症メカニズムの解明(122KB)
(4)清野 宏(東京大学医科学研究所 教授)
炎症性腸疾患の慢性化制御機構の解明と治療戦略の基盤構築(125KB)
(5)長澤 丘司(京都大学再生医科学研究所 教授)
炎症の慢性化における造血幹細胞・前駆細胞ニッチの役割とその制御(101KB)
(6)成宮 周(京都大学大学院医学研究科 教授)
プロスタグランジンを引き金とする炎症慢性化機構の解明(115KB)
(7)松島 綱治(東京大学大学院医学系研究科 教授)
慢性炎症に伴う臓器線維化の分子・細胞基盤(111KB)
平成25年11月1日(金)
宮坂 昌之 | 大阪大学未来戦略機構 特任教授 |
稲垣 暢也 | 京都大学大学院医学研究科 科長・教授 |
今村 健志 | 愛媛大学大学院医学系研究科 教授 |
植松 智 | 東京大学医科学研究所 特任教授 |
大杉 義征 | (前)中外製薬(株)プライマリー学術情報部 部長/サイエンスディレクター |
高 昌星 | 信州大学医学部 教授 |
高柳 広 | 東京大学大学院医学系研究科 教授 |
瀧原 圭子 | 大阪大学保健センター、大学院医学系研究科 教授 |
村上 正晃 | 大阪大学大学院生命機能研究科、医学系研究科、WPI免疫学フロンティア研究センター 准教授 |
横溝 岳彦 | 順天堂大学大学院医学研究科 教授 |
吉村 昭彦 | 慶應義塾大学医学部 教授 |