事業概要
趣旨

科学技術振興機構(JST)は、iPS細胞等の研究を加速し、臨床応用に結びつく成果を得るため、カリフォルニア再生医療機構 (CIRM: California Institute for Regenerative Medicine) と協力して日本とカリフォルニア州の研究者による共同研究の支援を行いました。2009~2011年度の3回に渡って公募を行ったほか、シンポジウムの開催や研究者交流ワークショップも開催しました。
事業実施期間
2009年度~2013年度/平成21年度~平成25年度
沿革
2008年11月 JSTとCIRM間の覚書を締結
2009年8月 平成21年度研究提案募集
2010年8月 平成22年度研究提案募集(採択なし)
2011年6月 平成23年度研究提案募集(採択なし)、新規課題の採択を終了
2014年3月 全課題の研究期間が終了し、事業を終了
採択実績
年度 | 採択課題数 |
平成21年度 | 1 |
研究実施期間/研究費
研究実施期間: 最長で3年
研究費: 2千万円~8千万円/年程度(JST支出分)
推進体制
研究総括が、アドバイザの助言のもと、採択課題の決定、研究計画(研究費、研究チーム編成を含む)の調整、研究代表者との意見交換、研究への助言、課題評価等の研究マネージメントを行いました。
研究総括
永井 良三 自治医科大学 学長アドバイザ
石野 史敏 東京医科歯科大学 難治疾患研究所 教授
斉藤 寿仁 熊本大学 大学院自然科学研究科 教授
須田 年生 慶應義塾大学 医学部 教授
中畑 龍俊 京都大学 iPS細胞研究所 副所長
西川 伸一 JT生命誌研究館 顧問/NPO オール・アバウト・サイエンス・ジャパン (AASJ) 代表
眞鍋 一郎 東京大学 大学院医学系研究科 特任准教授
山中 伸弥 京都大学 iPS細胞研究所長
支援課題
平成21年度採択 微小環境がヒトiPS細胞及び胎児由来神経幹細胞の分化・腫瘍化に及ぼす影響 |
研究代表者 中村 雅也 (慶應義塾大学 医学部 准教授) カリフォルニア共同研究者: Aileen J. Anderson University of California, Irvine - Associate Professor |
研究期間 (年度) 2010 - 2013 |
研究開発概要 本共同研究では、幹細胞を利用した損傷脊髄の再生治療に向けてその課題点を研究します。日本側は、種々のヒトiPS、ES細胞から分化させた神経幹・前駆細胞が有する内在性特質の多様性を明らかにします。カリフォルニア側は、移植された神経幹・前駆細胞に及ぼすホスト組織由来の外在性因子の作用機序を明らかにします。 本共同研究により、どのような細胞が脊髄損傷の細胞治療に適しているか、さらにその根拠が明らかになると期待されます。 |
評価 年次報告書 H22 H23 H24 終了報告書 事後評価結果 |