核変換による高レベル放射性廃棄物の大幅な低減・資源化核変換による高レベル放射性廃棄物の大幅な低減・資源化

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プロジェクト 4
【核変換システムと要素技術】

合理的なコスト及びエネルギー収支で実現できるLLFP専用核変換システムとして、高エネルギー中性子やミュー粒子を大強度で発生するビーム種・強度・エネルギー・標的性能・FP標的財などを検討し、要素技術の開発を行う。また、PJ2で実施した公募により選定した新しい核反応制御法の物理実験を行うとともに必要な装置を開発する。

プロジェクトリーダー
櫻井 博儀

国立研究開発法人 理化学研究所 仁科加速器研究センター グループディレクター
専門分野:原子核物理学(実験)

核変換システムと要素技術

目的:核変換に適用する加速器システムの要素技術開発

2017秋の大会で紹介;λ /4 型超伝導空洞共振器 (超伝導 QWR)の制作・試験経験、クライオモジュールの組み立て・試験経験

研究成果の紹介

LLFP核変換用の革新型大強度LINACの概念設定 ImPACT2017モデル

特徴
  • 重陽子、1A級目標
  • 取出しエネルギー 40MeV/u~200MeV/u
  • 全てシングルセルキャビティにより構成
  • 大強度ビームに対してrfパワー入れやすくする
  • rfの位相を自由に選べる
  • シングルギャップキャビティ+Q磁石を置き、大面積のビームを受け、RFQ同様の機能を持たせる
  • 1台当たりのRf カプラーの数を減らす

加速器領域/標的領域の差圧調整基礎技術開発
(真空窓:大口径プラズマウィンドウを目指して)

プラズマウィンドウ:アークプラズマを用いて真空を仕切る装置
動機:大強度ビーム→大きい径

20mmでプラズマの効能が出る様な条件を探す。代替案の検討も進行中。