【ERATO内田磁性熱動体プロジェクト】では
磁気で熱を操る新たなエネルギー材料群「磁性熱動体」の創製により、
熱電変換・熱スイッチ・磁気冷凍を含む熱工学応用の新境地を目指します。
Latest News
News
- 2024.4.1内田研究総括が東京大学 大学院新領域創成科学研究科 物質系専攻に着任し、熱動体原理・機能開拓グループに東京大学が加わりました。
- 2024.3.28【プレスリリース】ありふれた軟磁性合金が3分の熱処理で次世代熱電変換材料に変身~磁性体を用いた横型熱電変換のための材料開発に新指針~
- 2024.3.18【プレスリリース】ハンダが不思議な磁石に?!~磁石と超伝導の性質を活かして不揮発磁気熱スイッチングを実現~
- 2024.3.8内田研究総括が茨城県科学技術振興財団「2023年度 つくば奨励賞(若手研究者部門)」を受賞しました。
- 2024.3.7【プレスリリース】熱電×磁性の複合構造で横型熱電効果を飛躍的に向上 ~簡便な積層構造で実現、新規熱電デバイスへの応用に期待~
- 2024.2.14 広報誌「NIMS NOW」Vol.23 No.6 に、内田研究総括、Sepehri Amin GL、桜庭 GLが所属する磁性・スピントロニクス材料研究センターの研究活動が紹介されています。また、表紙と見開きページに、「熱電永久磁石」の写真が掲載されました。
Upcoming Events
- 2024.4.30東北大学、アスタミューゼ株式会社の森竣祐博士を招聘して、「The 5th Special CMSM-ERATO Joint Seminar」をNIMSで開催します。
- 2023.12.27University of South FloridaのHari Srikanth教授を招聘して、「The 4th Special CMSM-ERATO Joint Seminar」及び「Introduction to PRB, the rise of chatbots and tips on writing manuscripts - An Editor's Perspective」をNIMSで開催します。
- 2023.11.27NTT物性科学基礎研究所の畑中大樹博士を招聘して、「The 3rd Special CMSM-ERATO Joint Seminar」をNIMSで開催します。
研究領域
研究グループ
本プロジェクトでは、物質・材料研究機構(NIMS)を中核拠点として、
物性物理・冶金学(磁石材料開発)・ナノ組織解析・熱計測・伝熱工学といった
幅広いバックグランドを有する研究者が協奏することで、磁性熱動体の創製に取り組みます。
総括メッセージ
本プロジェクトの核心は、従来ナノスケールでのみ利用可能であった熱とスピンの変換原理とマクロスケールにおける材料物性を結び付けることにあります。最先端のスピンカロリトロニクスの知見に基づくトランススケール材料科学と相界面制御により、ナノの世界とマクロの世界に立ちはだかる壁を乗り越え、これまで原理実証や要素機能開拓に留まっていたスピンカロリトロニクスに大きな転換をもたらします。
研究総括 内田 健一
物質・材料研究機構 磁性・スピントロニクス材料研究センター
スピンエネルギーグループ 上席グループリーダー
東京大学 大学院新領域創成科学研究科 物質系専攻 教授