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「未来の科学者」の君たちへ

先輩達の活躍

神戸大学「ROOT」(共同機関:兵庫県立大学、関西学院大学、甲南大学)受講生

三井 愛理さん

研究テーマ「プラナリアの体長の測定方法の確立」

私がROOTプログラムに参加した理由は、幼いころから理科が好きだったのですが、いままで理科に関して大きな取り組みをしたことがなかったため、何かの活動をしてみたいと考えたからです。ROOTに参加する以前からiPS細胞やES細胞など再生医療に興味があったので、プラナリアを研究対象に選びました。プラナリアは切断した時に再生するという特徴を持っており、その再生能力に魅力を感じました。

ショウジョウバエの研究で有名なT. H. Morganはプラナリアを頭から短く切ると、短い断片は両側が頭になるという現象を発見したのですが、その論文には「とても短い」と書かれていました。とても短いとはどのぐらい短いのでしょうか。今までプラナリアの研究では、切断の位置などを説明する時に、臓器を指標にする定性的な方法がとられていました。私は、プラナリアの研究をより定量的なものとするため、プラナリアの体長の測定方法を確立することに取り組みました。今後はこの方法を用いて、T. H. Morganの実験を定量化したいと考えています。

大学は理工学部の生命系の学科を志望しています。また、できるだけ長い期間、研究をしたいため、大学院まで進みたいと考えています。将来は科学に関われる仕事がしたいと考えています。できることなら研究職を目指したいです。

(令和2年度版GSCパンフレットより)

  • 画像:受講生本人

    受講生本人

  • 画像:発表風景

    発表風景