原子力発電所の使用済み燃料を再処理した際に発生する高レベル放射性廃棄物は、ガラス固化し、地層深くに埋めて処分する必要がある。しかし、この廃棄物には半減期の長い核種が含まれ、長期保管に対する不安が払拭されていない。そのため処分場もなかなか決まらないという社会的な問題があった。そこで、地層処分が唯一の選択肢であった長寿命核分裂生成物(LLFP)の核反応経路(パス)を究明する。合理的な核変換法を確立することで、安定核または短寿命核種に変換し、さらに回収生成物に含まれるレアメタルなどを資源利用するエコシステムにも挑戦。

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