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研究総括 山内 悠輔
(名古屋大学 大学院工学研究科 卓越教授/クイーンズランド大学(UQ) オーストラリア生物工学ナノテクノロジー研究所 教授/物質・材料研究機構(NIMS) ナノアーキテクトニクス材料研究センター 主席招聘研究員)
研究期間:2020年10月~2026年3月
グラント番号:JPMJER2003
研究総括が世界に先駆けて独自の合成法を提案して実現した導電性ナノ多孔体は、「第二世代無機多孔体」として、今世界の材料化学の分野で特別な注目を集めています。この導電性ナノ多孔体のうち、特に金属ナノ多孔体は、ナノスケールの無機固体金属に、制御された微細な空間(細孔)を持ちながら、さらに電気伝導性も有する無機単結晶構造体ですが、これまでの代表的な多孔体であるゼオライトやMOF/PCP、または、第一世代無機多孔体のメソポーラスシリカと比較して、高い電気伝導性、骨格の結晶性や組成・細孔構造の多様性などの観点で、圧倒的な優位性があります。これらの組成を炭素、硫化物、リン化物、遷移金属酸化物などへと展開し、ナノサイズからメソサイズの範囲で高度に集積化(ハイブリッド化)させることで異種材料の相乗的融合が生まれ、新しい電子・物理化学的な性質の発現が期待されます。このような背景の下、本研究領域では、結晶中の「ナノ空間」と、それらが高度に集積化された「ハイブリッド空間」の完全制御に向けた合成プラットフォームを確立することを目指します。
・機能集積テクトン(名大/早大)
・MIテクトン(名大)
・ナノ物性計測テクトン(早大)
・界面制御テクトン(早大)
・ナノ構造制御テクトン(NIMS、UQ)
・新規材料探索グループ(NIMS)