基調講演・会場内セミナー

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JSTフェア2018 基調講演・各種セミナースケジュール

一日目:8月30日(木)

  イノベーション・ジャパン2018内 JSTフェア2018内
  西1ホール(1階)セミナー会場 西3ホール(4階)セミナー会場
9:30 受付  
10:00 JST事業セミナー①
10:00-10:45
産学連携展開部 産学連携プロモーショングループ/イノベーション人材育成室/知識基盤情報部 人材情報グループ
受付
 
10:30 JST事業セミナー②
10:30-11:45
バイオサイエンスデータベースセンター/情報企画部 知識インフラグループ/(株)ジー・サーチ/情報企画部 システム高度化グループ
受付
11:00
バイオ・ナノ材料分野の基礎研究から
次のイノベーションを考える(ERATO成果紹介)

11:15-12:25
JST戦略的創造研究推進事業 総括実施型研究(ERATO)
11:30
受付
12:00
持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた共創
12:15-14:00
JST経営企画部/国際部/「科学と社会」推進部
 
12:30
13:00
13:30
14:00 受付 受付
14:30 大学発ベンチャー表彰2018 表彰式
大学発ベンチャー表彰2018のサイトをご覧ください
14:30-16:15
異分野の融合・横断が拓く
新たな科学技術イノベーション

14:30-16:30
JST研究開発戦略センター(CRDS)
15:00
15:30
16:00
 
16:30  
17:00

17:30

二日目:8月31日(金)

  イノベーション・ジャパン2018内 JSTフェア2018内
  西1ホール(1階)セミナー会場 西3ホール(4階)セミナー会場
10:00  

NEDOセミナー


イノベーション・ジャパン2018のサイトをご覧ください

 
10:30 受付
11:00 基調講演
『新製品開発に生かす伝統技術』
11:00~12:30
東京理科大学 教授 生越 由美 氏
11:30
12:00
12:30 受付
13:00 低炭素社会実現に向けたALCAの技術開発紹介
13:00~14:00
JST戦略的創造研究推進事業 先端的低炭素化技術開発(ALCA)
13:30
14:00 受付
14:30 Society 5.0の実現に向けた革新的センサー・デバイス技術
14:30~16:30
JST戦略的創造研究推進事業(CREST/さきがけ/ACCEL/ACT-I)
15:00
15:30
16:00
16:30

17:00
 

JSTフェア2018 基調講演&各種セミナー詳細情報(敬称略)

■ 8月30日(木)イノベーション・ジャパン2018会場内 西1ホール(1階)セミナー会場

8月30日(木)10:00~10:45

JST事業セミナー①

10:00~10:10
「目利き人材育成プログラム」のご紹介
産学連携展開部 産学連携プロモーショングループ
私たちは、地域イノベーションに繋がる研究開発プロジェクトや産学連携活動を企画・立案し、その事業化を力強く推し進めるべく、必要な知識、人、モノ、資金をタイムリーに集めながら、それらの活動を先導する核となるコーディネート人材の育成を目指しています。本セミナーでは、こうした人材育成をねらった研修プログラムである「目利き人材育成プログラム」の特長と既受講生の活躍についてご紹介いたします。
10:10~10:25
「プログラム・マネージャーの育成・活躍推進プログラム」のご紹介
イノベーション人材育成室
オープンイノベーションのより一層の推進が求められる中、革新的なイノベーションに繋がる研究開発等のプログラムを企画・立案し、その実現に向けたマネジメントを担う「イノベーションのプロデューサー」であるプログラム・マネージャー(PM)の重要性が高まっています。本セミナーでは、PM人材の育成を目指した実践的な研修プログラムである「プログラム・マネージャーの育成・活躍推進プログラム」についてご紹介いたします。
10:25~10:45
博士人材の求人に活用!JREC-IN Portal
米陀 正英(知識基盤情報部 人材情報グループ)
労働人口減少に直面する日本において、イノベーションに貢献する「知のプロフェッショナル」博士人材には社会の多様な場での活躍が求められています。求人求職、情報収集支援サイトJREC-IN Portalは、研究者向けに圧倒的支持があります。求人情報取得を希望するユーザの6割以上が博士人材です。博士人材には、アカデミック機関を始め、民間企業や教育機関等、社会の様々な場からのニーズがあります。民間企業における研究人材・高度知識人材の求人公募は無料で掲載可能です。Web応募管理や求職者情報(匿名)の検索・閲覧など、求人機関向けのサポート機能についてご紹介します。

8月30日(木)11:15~12:25

バイオ・ナノ材料分野の基礎研究から次のイノベーションを考える(ERATO成果紹介)
戦略的創造研究推進事業 総括実施型研究(ERATO)

ERATOは、卓越した研究者のリーダーシップによって新しい科学技術の源流を創ることを目指すJSTのファンディング事業の1つです。近年では世界で初めてカーボンナノベルト合成に成功するなど、学術的に重要な貢献を続けています。また、Xenoma社やKarydo TherapeutiX社といった気鋭のベンチャー企業も輩出しています。
本セミナーでは、ERATOの研究推進体制をご説明するとともに、現在進行中のERATOプロジェクトの中から、微生物の集団としてのふるまいの理解と制御、次世代機能材料に繋がるサブナノ粒子群の創製、次世代の有機光デバイスの基盤となる分子設計に関する研究成果をご紹介します。次のイノベーションを考える一助として、ERATOの先端的な基礎研究に触れてみませんか?
11:15~11:25
ERATO事業紹介
大濱 隆司(科学技術振興機構 研究プロジェクト推進部)
ERATOは、卓越した研究者のリーダーシップによって新しい科学技術の源流を創ることを目指すJSTのファンディング事業の1つです。本セミナーでは、ERATOの特徴的な研究推進体制をご紹介し、独創的な大型研究を制度面からご理解いただこうと考えています。
特に、ERATOの研究総括(研究代表者)の採択は、研究者・大学関係者等からの推薦情報が重要な役割を持ちます。ERATO独特の採択プロセスである「推薦公募」についてもぜひご注目ください。
11:25~11:45
野村集団微生物制御プロジェクト
『多様な微生物が形成する集団の制御技術の創出』
野村 暢彦(筑波大学 生命環境科学研究科 教授)
多様な集団を形成する微生物は、お互いの相互作用によって集団として様々な機能を発揮します。このような微生物の集団は、様々な場面で私たちの生活と密接に関与しており、革新的な集団微生物の制御技術の創出が期待されています。本プロジェクトでは、超解像顕微鏡イメージング技術を駆使し、多様な微生物の集団における1細胞の振る舞い・微生物間や他の生物との相互作用を明らかにし、微生物の集団の全貌解明を目指しています。
野村暢彦氏近影
11:45~12:05
山元アトムハイブリッドプロジェクト
『原子数を精密に制御したサブナノ粒子の合成と触媒反応への応用』
植松 宏彰(東京工業大学 科学技術創成研究院 ハイブリットマテリアル研究ユニットプロジェクトマネージャー)
本プロジェクトは、規則的な幾何学構造を持つ精密高分子構造体(デンドリマー)を利用して、同一もしくは異種の元素を任意の原子数単位で精密に配合したサブナノ粒子を合成し、次世代の革新的な機能を有するサブナノ粒子群の創製を目標としています。具体的には、炭化水素の酸化反応触媒としてメタン触媒を目指しており、今回、トルエンやシクロヘキサンなどの触媒として得られた性能や有用性について紹介します。
植松宏彰氏近影
12:05~12:25
安達分子エキシトン工学プロジェクト
『分子エキシトンが切り拓く次世代光エレクトロニクス』
安達 千波矢(九州大学 最先端有機光エレクトロニクス研究センター センター長)
有機化合物はその無限に広がる分子設計の自由度を生かして様々な有機半導体材料の創出が可能です。近年、画期的な発光分子の創出により電気を光に100%変換可能にするOLEDや有機半導体レーザーへの展開が進められています。これらのデバイスのコアサイエンスである分子エキシトン過程を紹介し、次世代光エレクトロニクスへの展開について紹介します。
安達 千波矢 氏近影

■ 8月30日(木)JSTフェア2018内 西3ホール(4階)セミナー会場

8月30日(木)10:30~11:45

JST事業セミナー②

10:30~11:00
NBDCが提供する生命科学データベースサービスのご紹介
バイオサイエンスデータベースセンター
バイオサイエンスデータベースセンター(NBDC)では、生命科学分野における研究データを中心としたデータベースを、広く研究者、開発者、技術者に利活用してもらうために、様々なサービスやデータ利活用のためのツールを整備し、提供しています。オープンサイエンスの促進、ビッグデータの活用など、Society 5.0の実現に向けたデータ連携の重要性が益々高まる中、NBDCの様々なサービスをご紹介し、研究・開発現場での利活用のヒントを提供します。

10:30~10:40 Society 5.0実現に向けたNBDCの取り組み
星 潤一(バイオサイエンスデータベースセンター)
10:40~11:00 NBDCの生命科学データベースサービスのご紹介
箕輪 真理(バイオサイエンスデータベースセンター)
11:00~11:45
研究・開発・経営戦略立案にも役立つサービスに変わります!「JSTの情報サービス」のご紹介
情報企画部
国内外の科学技術文献データベース「JDreamⅢ」は、今年新たに可視化機能などを搭載、高度な情報分析が可能となり、研究・開発・経営戦略立案などに役立つ、一歩進んだ文献情報分析システムへと変わりました。さらに、秋以降も新機能をリリースする予定です。また、論文、特許、研究者などを関連付け、研究・技術の動向把握や、関連性と意外性でビジネスのヒント探しに活用できる「J-GLOBAL」もこの秋一新。コンテンツもさらに充実します。その他人工知能の技術を用いた高精度な機械翻訳で、重要性が増している中国の科学技術文献情報を日本語で読める「日中・中日機械翻訳」や「中国文献データベース」について、ビジネスの課題解決に役立つJSTの情報サービスの概要と新機能を紹介します。
11:00~11:20 ビジネスのヒントが見つかる!J-GLOBAL~この秋一新~
佐藤 恵子(情報企画部 知識インフラグループ)
ビジネスのヒントが見つかる!「J-GLOBAL」。 新しいビジネスの提案のために、無料で使えるJ-GLOBALを活用しませんか。 論文や特許、研究者など信頼性の高い情報を、独自に関連づけているため、関連性と意外性で、検索エンジンで見つかりにくい情報が見つかります。既に多くの企業でも活用されている、J-GLOBALの特徴や使い方をご紹介します。
11:20~11:40 ビジネスの意思決定をサポート!~JDreamⅢ分析サービスのご紹介~
今井 康好((株)ジー・サーチ)
本年4月に提供を開始いたしましたJDreamⅢ分析サービスを利用し、研究動向分析や競合機関とのベンチマークなど具体的な事例をご紹介します。
11:40~11:45 高精度日中・中日機械翻訳と中国文献データベース
岩城 修(情報企画部 システム高度化グループ)
論文数世界ランキングで中国が1位となるなど、中国の科学技術文献情報の重要性が増しています。
JSTでは、最新の深層学習技術を用いた高精度の日中・中日機械翻訳システムを開発し、中国文献が日本語で検索できる中国文献データベースを提供しています。
本セミナーでは、公開中の日中・中日機械翻訳システムについてご紹介します。
8月30日(木)12:15~14:00

持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた共創
経営企画部、国際部、「科学と社会」推進部

持続可能な開発目標(SDGs)の達成は、大きなビジネスチャンスであり、科学技術の新しい発展機会であり、外交の選択肢をつくる重要な機会でもあります。今、科学技術振興機構がSDGsの達成に向けて幅広いステークホルダーとともに取り組みはじめたチャレンジングな試みや、産業界で始まっているユニークな取り組みについてご紹介します。こうした取り組みをさらに活性化していくためにどのような協力ができそうか、登壇者の皆様と意見交換を行います。
12:15~12:25
趣旨説明
荒川 敦史(JST「科学と社会」推進部)
12:25~12:33
STI for SDGsにおける国内外の政策動向
倉持 隆雄(JST 研究開発戦略センター センター長代理)
倉持 隆雄氏近影
12:33~12:41
SDGsをSTI×ビジネスで達成する
小原 愛(Japan Innovation Network ディレクター)
小原 愛氏近影
12:41~12:49
三陸がつなぐ牡蠣養殖で豊かな海を創る
小島 昭(JST・地域結集型研究開発プログラム代表研究者/前橋総合技術ビジネス専門学校 校長)
小島 昭 氏近影
12:49~12:57
北アフリカにおける研究成果の社会実装
礒田 博子(JST・SATREPS研究者/筑波大学地中海・北アフリカ研究センター長/生命環境系 教授)
礒田 博子 氏近影
12:57~13:05
つなぐことから生み出すSDGs達成へのアクション
田瀬 和夫(SDGパートナーズ 代表取締役CEO)
田瀬 和夫 氏近影
13:05~13:55
ディスカッション
13:50~14:00
まとめ
8月30日(木)14:30~16:30

異分野の融合・横断が拓く新たな科学技術イノベーション
研究開発戦略センター(CRDS)

本セミナーでは、JST研究開発戦略センター(CRDS)が、新しい科学技術イノベーションを拓く異分野の融合・横断テーマをいくつかピックアップし、我が国が推進すべき研究開発戦略と、海外との比較を紹介します。また、特に欧州において、異分野の融合・横断を促進する政策や取り組みを紹介します。
14:30~14:35
研究開発戦略センター(CRDS)の概要説明
14:35~15:05
欧州における注目の科学技術政策動向 ~社会的課題へのアプローチと分野の横断~
(CRDS 海外動向ユニット)
15:05~15:25
複雑社会における人間の意思決定の支援~人工知能技術と人文・社会科学の融合~
(CRDS システム・情報科学ユニット)
15:25~15:45
未来のものづくりを変革するバイオ生産プロセスの創出
(CRDS ライフサイエンス・臨床医学ユニット)
15:45~16:05
生体との相互作用を制御するバイオアダプティブ材料の創出
(CRDS ナノテクノロジー・材料ユニット)
16:05~16:25
ものづくりの未来を担う革新的デジタルツイン
~未踏複合現象モデリングとその先進開発・設計・製造基盤技術確立~
(CRDS 環境・エネルギーユニット)
16:25~16:30
全体質疑応答

■ 8月31日(金)JSTフェア2018会場内 西3ホール(4階)セミナー会場

生越由美氏近影

8月31日(金)11:00~12:30

【基調講演】新製品開発に生かす伝統技術
東京理科大学 教授 生越 由美 氏

伝統技術は先端技術が内在された「超ロングライフ技術」であり、科学技術の分野にも温故知新は存在する。 伝統技術を生かした新製品開発で広がる可能性について、マサチューセッツ工科大学のクスマノ教授と東京理科大学が日本で初めて創ったグローバル時代のMOT2.0=ハイテクMBA(経営学研究科技術経営専攻)で教鞭を取り、数々の知財の転用と再生を目の当たりにしてきた生越由美氏に、伝統技術の因数分解と新製品への適用の方法についてご講演いただきます。
【プロフィール】
1982年 東京理科大学薬学部卒業後、特許庁入庁。2003年 政策研究大学院大学助教授を経て、2005年より現職。2007年より情報セキュリティ大学院大学客員教授、2008年より國學院大学文学部非常勤講師。政府の知的財産戦略本部コンテンツ・日本ブランド専門調査会委員などを務めた。現在、各省庁の委員会委員などを務めるとともに東京理科大学経営学研究科技術経営専攻に所属し、伝統&先端技術、農業&医療分野の知財戦略を研究しながら「ハイテクMBA」教育の一環を担っている。

8月31日(金)13:00~14:00

低炭素社会実現に向けたALCAの技術開発紹介
戦略的創造研究推進事業 先端的低炭素化技術開発(ALCA)

先端的低炭素化技術開発(ALCA)は、環境・エネルギー分野の技術開発に特化した研究プログラムとして2010年に発足しました。2015年のパリ協定採択など、地球温暖化対策に向けて世界的な気運が高まっている中、ALCAでは2030年の社会実装を目指して研究開発を進めています。今回はALCA実施課題の中から省電力光学技術、高効率・省エネルギーな化学プロセス、革新的な蓄電デバイスおよび省エネルギーを可能にする断熱技術など、5つの成果をご紹介します。
13:00~13:12
空間結像アイリス面型・超低消費電力ディスプレイ
川上 徹(東北大学大学院工学研究科)
13:12~13:24
アミン含有ゲルから成る高効率CO2分離材・分離膜の開発
星野 友(九州大学大学院工学研究院)
13:24~13:36
随伴水処理のための新しい分離膜、吸着材の開発
一ノ瀬 泉(物質・材料研究機構 機能性材料研究拠点)
13:36~13:48
水素と電力の相互高効率変換:可逆作動固体酸化物セル
西野 華子(山梨大学燃料電池ナノ材料研究センター)
13:48~14:00
有機無機ハイブリッドエアロゲルの微細構造制御と応用展開
中西 和樹(京都大学大学院理学研究科)

8月31日(金)14:30~16:30

Society 5.0の実現に向けた革新的センサー・デバイス技術
戦略的創造研究推進事業(CREST/さきがけ/ACCEL/ACT-I)

デジタルデータを自由に操る超スマート社会(Society 5.0)の実現をめざし、CREST/さきがけ/ACCELなどの戦略的創造研究推進事業では、革新的な基盤技術の創出、実用化をめざした応用基礎研究を推進しています。本セミナーでは、生体や環境からデータを生み出すセンシング技術、センサーやIoTデバイスを駆動するエネルギーハーベスティング技術など、最新の研究成果を紹介します。
14:30~14:50
皮膚を対象としたコンフォーマルセンシング技術の進展
松葉 頼重(JST ACCEL染谷プロジェクト プログラムマネージャー)
コンフォーマルセンシングとは、対象物の表面形状に沿って面センサーが接触し計測する技術です。対象物が皮膚である場合、この技術が目指す最終形は、本来優れたセンサーシステムである皮膚と同化し、その機能を補完し増強することにあります。その可能性を示す技術として、皮膚呼吸が可能なナノメッシュセンサーについて紹介します。ナノメッシュセンサーは皮膚の微細な表面形状に追従して密着し、感作性を示さず1週間に及ぶ長期装着を可能にします。その間、接触、温度、圧力のセンシングが可能で、筋電、心電計測への応用も期待されます。
松葉頼重氏近影
14:50~15:10
ダイヤモンド電極を用いた医療用・環境計測用高感度センサー
栄長 泰明(慶應義塾大学理工学部 教授)
ホウ素をドープした導電性のダイヤモンドは、電極として用いると優れた電気化学特性を示すため、次世代の電極材料として期待されています。特に、ダイヤモンド材料としての安定性のみならず、残余電流の小ささなどから、高感度の物質センサーとして利用でき、一部は実用化への展開も進んでいます。ここでは、応用例として医療用や環境計測用に利用した例について講演します。脳内ドーパミン、生体内での薬物のリアルタイム測定など、医療計測に有効である例や、有効塩素、重金属等の環境汚染物質の計測に有効である例などについて紹介します。
栄長泰明氏近影
15:10~15:30
ダイヤモンド固体量子センサーの可能性
波多野 睦子(東京工業大学工学院 教授)
ダイヤモンド中のNVセンター(窒素-空孔対)は、常温大気中で単一スピンを操作・検出することが可能で、その状態を光検出磁気共鳴でイメージングできる特徴があります。本講演では、NVセンターの量子効果に基づく特異な現象を説明し、 工学的な見地から感度と安定性の向上に必要な、材料、デバイス、量子プロトコル計測のコア技術を説明します。さらに固体量子センサーの特長を活かした、バイオ・医用計測から車載・産業応用までに至るスケーラブルな応用の可能性を紹介します。
波多野睦子氏近影
15:30~15:50
糖鎖修飾グラフェントランジスターを用いた高感度ウイルス検出
松本 和彦(大阪大学産業科学研究所 特任教授)
致死率60%以上の高病原性を有する鳥インフルエンザが、人に感染するか否かの迅速な判定は極めて重要な課題です。従来はウイルスを採取後、一週間程度培養してウイルスが1,000,000個以上に達して初めて判定することができ、測定の迅速化が必須の課題でした。グラフェンは極めて高い移動度を有する2次元電子が表面に露出しており高い感度特性を有しています。私たちは、人及び鳥インフルエンザウイルスが選択的に結合する糖鎖を、それぞれ修飾したグラフェンFETを用いて、わずか~10程度のウイルスが結合すればウイルスの人感染性をその場で迅速に判定することを可能にしました。これらの測定系を集積化し、手のひらサイズで測定できるシステムについても紹介します。
松本和彦氏近影
15:50~16:10
神経伝達物質の活動を見るダイナミックイオンビジュオロジー
澤田 和明(豊橋技術科学大学電気・電子情報工学系 教授)
私たちのグループでは神経伝達物質のダイナミクスを観察するため、非標識で可視化可能なイメージングツールの開発に取り組んでいます。脳機能解析への展開を目指し、複数種類の神経伝達物質の放出状態を同時にリアルタイム計測することに成功しました。また、マウス脳内のイオン分布をin-vivoの状態で計測を行ったところ、表層部と深層部では明らかに異なっていることが観察されました。医療技術のイノベーションを拓くには、新しい計測技術の誕生は欠かせません。遺伝子や細胞情報などの生体内情報を高感度に1細胞から計測・解析できる、LSI技術とバイオセンシング技術が融合したスマートバイオセンサデバイスについて講演します。
澤田和明氏近影
16:10~16:30
有機材料による電気二重層エレクトレットを利用した振動発電素子
小野 新平(電力中央研究所材料科学研究所 上席研究員)
イオンを利用した新規振動発電素子について講演します。イオンに電圧を印加した際に形成される電気二重層を、エレクトレット(永久電荷)化した新材料を使い、その材料を電極で挟んだ振動発電素子を開発しました。この電気二重層エレクトレットを利用した振動発電素子は、10Hz以下の極低周波から1mW/cm2以上の発電をすることができます。講演では、本振動発電素子の特徴や応用の可能性についても紹介します。
小野新平氏近影

お問合せ:JSTフェア2018運営事務局
TEL:03-6206-2556(平日10:00-17:00)土日祝日を除く
FAX:03-6206-2649 / Mail:jstfair2018@jstfair.com