高効率な炭素固定と有機肥料活用を両立可能な"高機能ソイル"の開発と普及
2023年07月18日
- 主催:
株式会社TOWING
解くべき課題
◆地球規模の食料危機を解決する持続可能な農業の実現
◆気候変動の大きな要因の1つとされる農業由来の温室効果ガス削減
取組のポイント
「STI for SDGs」アワード(2022年度)文部科学大臣賞案件
◆大学発ベンチャーとしての技術力を生かし、農研機構が開発した高度な技術を実用化
◆持続可能な食料システム構築において、対立しがちな国の目標と農業従事者の立場のミスマッチ解消を強く意識
◆地域の未利用バイオマスをアップサイクルし、地域で活用することで循環型農業を目指すことができる
取組内容
◆自社独自の技術と農研機構が開発した技術を融合し実用化した「高機能バイオ炭」で、持続可能な農業の実現を目指す
・自社でバイオ炭の前処理や微生物培養技術と、多孔体への土壌微生物付加・定着技術(農研機構技術)を融合
・バイオ炭に土壌由来の微生物を活性・定着させることで、従来手法では通常3~5年かかる畑の良質な土壌作りを1ヵ月程度で実現
・農作物収穫量の向上、減化学肥料・有機転換を同時に実現する
◆高機能バイオ炭(宙炭)による、農地への炭素固定を実現
・バイオ炭の性能により、農地への炭素固定を実現し、農業由来の温室効果ガスを削減