JST 国立研究開発法人 科学技術振興機構

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SCENARIO 社会課題の解決を目指して

独自の超小型衛星技術で宇宙利用に革新をもたらす「アクセルスペース」

2020年11月30日

シナリオを実現する

  • 主催:

    株式会社アクセルスペース (Axelspace Corporation)

解くべき課題

◆人工衛星の低コスト化
◆衛星データによる情報インフラの構築
◆地球観測画像データの防災等への活用

取組のポイント

JSTの研究開発成果の実用化・社会還元を促進することを目的とした「出資型新事業創出支援プログラム」(略称:SUCCESS)採択案件

◆新しい宇宙利用市場の創造を目指した低コスト・短期開発の超小型衛星
・多様なニーズに応える専用超小型衛星の設計開発
・コストは従来の大型衛星の最大1/100、開発期間も1〜2年程度を実現
◆次世代地球観測プラットフォームAxelGlobeの構築
・超小型の地球観測(リモートセンシング)衛星「GRUS」を多数機運用してAxelGlobeと呼ぶ地球観測網(コンステレーション)を構築し、世界のあらゆる地域を毎日という高頻度で観測。画像のみならず、それらの解析から得られる情報を顧客にタイムリーに提供する事業展開を計画。

取組内容

◆専用超小型人工衛星を活用したソリューション提供
・個別のニーズに応じ、専用衛星の開発から取得データの利用まで、ソリューションサービスをワンストップで提供。
・これまでに株式会社ウェザーニューズ、東京大学、宇宙航空研究開発機構(JAXA)向けの専用衛星を受託。

◆AxelGlobeによる地球観測データ提供
・多数の地球観測衛星GRUSを打ち上げることにより、世界のあらゆる地域を高頻度で観測するためのプラットフォームを構築中。
・2018年に初号機を打ち上げ、1機によるサービスを提供中、まもなく4機を追加で打ち上げ、2021年前半には5機体制でのサービスがスタート予定。世界のどの地点であっても2〜3日に1度の観測頻度を実現。2023年までに10機体制を目指す。
・GRUSには高性能光学望遠鏡を搭載し、地上分解能2.5m、撮影幅57km 以上の画像を取得する能力を保有。
・地球観測画像データを蓄積することで、農業、林業、水産業、地図作成、GIS、災害監視をはじめとする多くの業界で利用が進むと考えられる。
・宇宙から得られた情報を世界中の人々が日々当たり前のように利用する社会の実現を目指す。

シナリオの出どころ

関連情報

「地球観測衛星」に関する情報
「超小型衛星」に関する情報
「地球観測データ」に関する情報

お問い合わせ先

https://www.axelspace.com/contact/

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