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大学発ベンチャー表彰2016 受賞者一覧
文部科学大臣賞
企業名
株式会社ファンペップ
代表者氏名
平井 昭光(代表取締役社長)
支援大学等
大阪大学大学院医学系研究科 臨床遺伝子治療学寄附講座教授 森下 竜一
支援企業
塩野義製薬株式会社 代表取締役社長 手代木 功
事業内容
機能性ペプチドに関する研究成果・知見を活用して、医薬品、医療機器及び化粧品等の製品開発及び製造販売
会社概要
大阪大学大学院医学系研究科・臨床遺伝子治療学講座及び健康発達医学講座で創出された機能性ペプチドをプラットフォーム技術に用い、医薬品、医療機器(医療材料)、化粧品の3つの異なる分野で新製品の研究開発を行っている。
大阪大学の研究成果を基礎として更なる研究を積み重ね、知的財産権にも配慮したうえで、大学発ベンチャーとしてアカデミアとの密接なコラボレーションの下に、大学の高い科学技術力を民間に活かしてイノベーションを進めている。
大学等による支援内容
大阪大学とは共同研究契約を締結し、機能性ペプチド研究を進める他、大阪大学が同定した新規抗菌性ペプチドAG30などペプチドに関する技術を導入し、医薬品・医療機器・化粧品等の開発を行っている。また、他大学との連携も積極的に進めている。
企業による支援内容
非常に早い段階から、当社シーズに着目し、難治性潰瘍治療薬ペプチドについて独占的ライセンス契約を締結。安定した財務基盤を確立するとともに、他の事業会社が機能性ペプチド技術に興味をもつきっかけとなり、以後の提携に繋がる足がかりとなった。
受賞理由
経験豊かな人材でチームを結成し、大阪大学の機能性ペプチドというプラットフォームから抗菌ペプチドや抗体誘導ペプチドなどの今までにない革新的な医薬品を実用化しつつある。今後複数のシーズの導出を実現し、大きく成長することを期待する。
経済産業大臣賞
企業名
株式会社アクセルスペース
代表者氏名
中村 友哉(代表取締役)
支援大学等
東京大学大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻 教授 中須賀 真一
事業内容
超小型衛星を活用したソリューションの提案、およびその設計から製造・打上・運用までを含めたワンストップサービスの提供
会社概要
大学で培われた超小型衛星開発技術をもとに2008年に設立。超小型衛星の圧倒的な低コストと短期開発により宇宙の敷居を下げ、官需のみに頼らない爆発的な宇宙利用拡大を目標としている。2013、2014と連続で衛星を打ち上げ、実績を積む。2015年にはVC等から出資を受け、AxelGlobeプロジェクトを開始。2022年までに50機の衛星を打ち上げ、世界全土を毎日観測できるような新たなプラットフォームを構築する。
大学等による支援内容
当社技術者の多くは大学時代に実衛星を開発する中で技術力・経験を実践的に培った。起業後も2010-2014に東大が実施した内閣府FIRSTプログラム採択案件の中核企業として「ほどよし1号機」の開発をリード、得られた成果はその後のビジネス展開に大きく貢献した。
受賞理由
宇宙という難しいビジネス領域において、技術を武器に専用衛星販売、JAXAへの採用と着実に実績を上げている。AxelGlobeという非常にスケールの大きい構想を実現し、全く新しい衛星画像ビジネスの創出により大きく成長することを期待する。
科学技術振興機構理事長賞
企業名
株式会社イーディーピー
代表者氏名
藤森 直治(代表取締役社長)
支援大学等
産業技術総合研究所
先進パワーエレクトロニクス研究センター
ダイヤモンド材料チーム 茶谷原 昭義
事業内容
ガスから作製するダイヤモンド単結晶とその関連製品の製造、開発及び販売
会社概要
気相成長によって作製した大型ダイヤモンド単結晶を、その優れた特性を生かせる様々な応用に向けて出荷している。産総研が開発した技術により、10x10mmといった大型単結晶や25x25mmのモザイク結晶を、利用しやすい平板で、安価に製造できる。設立当初から市場要求に応えるべく設備投資を進め、半導体デバイス製造用ウエハや人工宝石製造用種結晶などの新しい市場の開拓を目指している。
大学等による支援内容
産総研は、イオン注入を利用し、親結晶から成長した単結晶を分離するという当社事業の製造プロセスの基本となる技術を開発した。この技術によって、親結晶の複数回使用が可能となり、25x25mmのモザイク結晶の実用化、製造コストの低減に貢献した。
受賞理由
産総研の技術をもとに材料メーカーとしてダイヤモンドの大型単結晶という全く新しい市場を創出し、順調に成長している。半導体ウェハの量産を実現し、大きく成長することを期待する。
新エネルギー・産業技術総合開発機構理事長賞
企業名
コスメディ製薬株式会社
代表者氏名
神山 文男(代表取締役)
支援大学等
京都薬科大学 薬剤学分野 教授 山本 昌
事業内容
マイクロニードルなど経皮吸収製剤化技術に基づく化粧品、医薬品、医療機器の開発、製造、及び販売
会社概要
コスメディ製薬は、“皮膚”、“貼る”、“吸収”、をキーワードとし、テープ医薬の開発から“貼る微細針(マイクロニードル)”の実用化まで経皮吸収の分野において常に革新的商品開発に挑戦している。 「マイクロニードル」は難吸収性薬物を貼るだけで経皮吸収させる革新的技術であり、超微細加工の工業的製造法を確立し2008年世界で初めてマイクロニードル化粧品を上市した。現在インフルエンザワクチンなど医薬品の開発も推進している。
大学等による支援内容
コスメディ製薬の創業者らは起業前から京都薬科大学薬剤学分野の一員としてDDSに関する基礎研究、理論的解析に関し支援を受けた。特に共同で実施したインターフェロン等マイクロニードル製剤の研究開発は当社の成長に大きく寄与した。
受賞理由
侵襲性の低い新しい投薬の方法として、高い社会貢献と広い応用が期待できる技術である。化粧品分野で着実に成長を遂げており、今後医薬品分野への展開により大きく成長することを期待する。
日本ベンチャー学会会長賞
企業名
株式会社ヘルスケアシステムズ
代表者氏名
瀧本 陽介(代表取締役)
支援大学等
名古屋大学 名誉教授 大澤 俊彦
事業内容
モノクローナル抗体を用いた未病バイオマーカーの研究開発と生活習慣改善を目的とした郵送検査事業
会社概要
名古屋大学農学部発ベンチャーとして、モノクローナル抗体作製技術と分析装置をコア技術とし、未病領域に特化した郵送検査事業を行っている。大豆の機能性や活性酸素による酸化ストレス、腸内フローラなど、いずれも身近な食生活と関係した検査を開発してきた。多くの人が関心の持てるテーマで、かつ医学的に意味のある郵送検査キットを開発し、楽しみながら能動的に生活習慣を変えられる疾病予防モデルを目指している。
大学等による支援内容
大澤先生の抗体技術が2005年にJST大学発ベンチャー創出プログラムに採択され、その成果が創業につながった。大学の知財部が発明者等の事業計画を共有し、海外6カ国を含む30件以上の特許を戦略的に出願・維持してきたことも貢献している。
受賞理由
産学のネットワークを構築し、身近なテーマをうまく切り出すことで、バイオマーカー検査を一般消費者への浸透に成功している。今後、未病領域は重要になる領域であり、一層の成長を期待する。
大学発ベンチャー表彰特別賞
左:十河基文/右:西願雅也
企業名
株式会社アイキャット
代表者氏名
西願 雅也(代表取締役CEO)
十河 基文(代表取締役CTO)
支援大学等
大阪大学大学院歯学研究科 教授 前田 芳信
支援企業
株式会社産学連携研究所 代表取締役 隅田 剣生
事業内容
歯科インプラント治療の全工程をトータルにサポートし、高精度かつ安心安全な治療を実現するシステムの開発・販売
会社概要
大阪大学歯学研究科での研究成果をもとに、ベンチャー支援機関であるスタートアップ支援室(現株式会社産学連携研究所)の支援を受けて2003年に設立された大学発ベンチャーである。臨床医のニーズに基づいて開発した独自の最先端医用画像処理技術と3次元シミュレーション技術を活用し、歯科インプラント治療の術前診断から手術、治療完了までの全工程をトータルにサポートするシステムを開発・販売している。
大学等による支援内容
基礎研究から製品化に向けた研究開発支援はもちろん、製品完成後の臨床評価を実施。その後の新製品開発においても、研究協力や製品化後の臨床評価およびフィードバックを継続的に行い、当社の製品開発・改良プロセスにおいて無くてはならない存在となっている。
企業による支援内容
市場調査や提携企業候補の紹介、VCをはじめとする金融機関の紹介、歯科応用可能な大学内技術シーズの紹介、特許のライセンシング支援、助成金申請補助および申請後の事務サポートなど、多方面に渡る支援を行い、当社の成長に大きく寄与している。
受賞理由
歯科インプラントのトータルソリューションの提供という新しいモデルの実現により国内で順調に成長している。今後このパッケージの歯周病等への展開や海外進出により、歯科医療のトータルソリューションを実現し、大きく成長することを期待する。
企業名
ジーニアルライト株式会社
代表者氏名
下北 良(代表取締役社長)
支援大学等
光産業創成大学院大学 学長 加藤 義章
支援企業
アルプス電気株式会社 代表取締役社長 栗山 年弘
事業内容
紫外域から近赤外域の光技術や電子・電気技術を駆使した医療・ヘスルケア機器の開発・販売
会社概要
医療機器の開発、産業用ヘルスケア機器の開発を、強みである電気回路設計技術力・光学設計技術力を軸に主に開発設計・量産まで行うファブレス型製造業。第二種医療機器製造販売業許可、高度管理医療機器販売業許可を取得した医療機器製造業でもある。医療ネットワークを構築しつつ、光・電気・ソフトウェアをワンストップで開発・設計し、開発段階から医療機器申請や市場を見据えた開発・設計を組み立てている。
大学等による支援内容
光産業創成大学院大学への入学により当社を設立、様々な創業サポートを設立当初から受け、そのおかげで企業としての成長が促進された。現在も特許支援・学術的サポートを共同研究契約を結びながらサポートを受けている。
企業による支援内容
アルプス電気株式会社は、微弱光検出技術を高く評価し、2014年の近赤外分光生体モジュールセンサー開発のための業務提携を皮切りに当社の技術開発力の向上・企業成長への支援継続して行っている。「新しい価値の創造」をキーワードに協働するパートナー企業である。
受賞理由
独自の技術で応用範囲の広いセンサーモジュールを開発し、支援企業との連携により大きなニーズに構築しつつある。量産化、アプリケーションの実現を達成し、大きく成長することを期待する。
企業名
メビオール株式会社
代表者氏名
森 有一(代表取締役社長)
支援大学等
早稲田大学 財務部 資金運用・資金管理担当部長 鈴木嘉久
事業内容
フイルム状ハイドロゲルを用いる高品質農産物栽培システム(アイメック®)の開発・製造・販売
会社概要
医療用に開発してきた膜およびハイドロゲル技術を農業に展開し、安全、高栄養価の農産物を生産する持続的農業技術(アイメック®)を世界に先駆けて開発した。アイメックは土と水の代わりにフイルム状のハイドロゲルを活用する新規な農業技術である。土耕栽培や水耕栽培の問題を解決できるため、国内では150以上の企業や農業生産法人で実施(農場総面積30ha以上)され、海外でも中東の砂漠や中国で既に採用されている。
大学等による支援内容
早稲田大学が直接出資し、主要な株主となっている。また、設立当初より、当社代表が早稲田大学の客員教授として理工学総合研究センターのプロジェクト研究に参画し、本プロジェクト研究の成果が当社の成長に大きく寄与している。
受賞理由
ハイドロゲルの技術をもとに栽培システムとしてパッケージ化できており、広く普及が期待できる。食料問題、環境問題への寄与も大きく、今後の市場性も高い。中国、ドバイに引き続き、広く海外に展開し、大きく成長することを期待する。
大学発ベンチャー表彰
開催概要
過去の情報
2021年度
2020年度
2019年度
2018年度
2017年度
2016年度
2015年度
2014年度
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2014年度
産学連携関連プログラム
大学発ベンチャー表彰事務局
国立研究開発法人科学技術振興機構
起業支援室
なお、ご質問等につきましては電話ではなくメールにてお願いします。
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
イノベーション推進部
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