JST 国立研究開発法人 科学技術振興機構

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SCENARIO 社会課題の解決を目指して

高齢者が元気になるモビリティ社会の構築を目指す

2020年10月14日

シナリオを実現する

  • 主催:

    名古屋大学 未来社会創造機構

  • 開催日:2013年11月 1日

解くべき課題

◆高齢者による交通事故
◆高齢者の運転ストレス
◆高齢者の運転減少や諦め

取組のポイント

10年後の目指すべき社会像を見据えたビジョン主導型のチャレンジング・ハイリスクな研究開発、COI(センター・オブ・イノベーション)プログラム採択案件


◆「高齢者が元気になるモビリティ社会」の確立
・高齢化社会の中、全ての人が地域差や個人差なくいつまでも社会の現役として活躍できる社会の実現
・高齢者が自らの意思でいつでも/どこへでも移動でき、高齢者の主観的幸福感が向上するモビリティ社会を目指す
◆高齢者の心身的な機能を理解した上での運転者アシスト機能の研究開発
・高齢者の機能低下(認知・判断・操作)の補償システム
・心身機能(ストレス・疲労・急性疾患等)のセンシングシステム
◆高齢者の自分情報を活用した外出誘導と健康維持の実現
・その日の気分や体調に合わせて行き先をエスコートする外出促進サービス
◆高齢者の移動を維持・創出する交通インフラの開発(制度、しくみ、拠所づくり)
・高齢者の移動の活性化を促進、QOL向上を目指す

取組内容

◆モビリティ研究
・環境認識、先読み運転可能な指導員型協調制御、高齢者データベースに基づく人間特性の研究および公道走行による検証実施
・次世代交通システムの提案・社会実験(ゆっくり自動運転など)を行い、高齢者のための安心・安全・快適なモビリティ社会の実現を目指す
◆情報基盤研究
・スマホのセンサを利用して高齢者の日常生活を見守る技術を開発。
◆くらし・健康基盤研究
・飛沫唾液等の生体成分を高速・高精度でフィルタリングするインテレクチャルガラスを創出し、がん・ストレス・疲労などを検査可能とするデバイスを開発。
◆サステナブル基盤研究
・住環境や車内などで、高齢者をさりげなくセンシング(カジュアルセンシング)し、個人にあわせた生活活動支援システムを開発。
◆協調領域研究
・ダイナミックマップの研究(交通社会情報データベース構築)
・高齢者支援技術の社会的評価〔HIT(Human Inspiring Technology人を成長させる技術)の研究開発とモビリティ技術が高齢者の幸福感に与える影響の分析〕
・中山間地域でのモデルコミュニティ形成実証の研究

シナリオの関係者

プロジェクトリーダー:トヨタ自動車株式会社 未来創生センター産学連携戦略室 担当部長 畔柳滋氏
研究リーダー:名古屋大学 未来社会創造機構 教授 森川高行氏

シナリオの出どころ

関連情報

「高齢化社会」に関する情報
「自動走行」に関する情報
「カジュアルセンシング」に関する情報
「ゆっくり自動運転」に関する情報
「バイオエアロゾル」に関する情報

お問い合わせ先

名古屋大学 未来社会創造機構

info@coi.nagoya-u.ac.jp

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