「体内病院」の実現を目指す川崎市産業振興財団COI
2020年07月01日
- 主催:
川崎市産業振興財団COI
- 開催日:2013年11月 1日
解くべき課題
◆国民ががんの不安から解放される
◆アルツハイマー病が克服される
◆年齢を問わずスポーツが楽しめる
◆社会が医療コストの不安から解放される
◆病気が国民の精神的・身体的負担にならなくなる
◆医療が日本の基幹産業になる
取組のポイント
10年後の目指すべき社会像を見据えたビジョン主導型のチャレンジング・ハイリスクな研究開発、COI(センター・オブ・イノベーション)プログラム採択案件
全ての医療機能が体内に集積した「体内病院」の実現に向けて、
◆がんの再発・転移を大幅に抑える技術を開発する
◆脳に薬が自由に届く技術を開発する
◆運動・感覚器官の再生技術とワクチン等の予防医療を確立する
◆負担なく正確な予防診断技術を確立する
◆入院不要、日帰り治療を普及する
◆新ベンチャーにより医薬・医療のビジネスモデルを変革する
取組内容
◆難治がんを標的化し駆逐できるナノマシン
・これまで治療が困難とされてきた脳腫瘍、転移がん、およびがん幹細胞などの難治がんを標的とするナノマシンを開発する。
◆脳神経系疾患の革新的治療技術
・多様な生理活性物質を送達可能で、アルツハイマー病等の脳神経系疾患の革新的治療技術となるナノマシンを開発する。
◆運動感覚器機能の維持・再生技術、及び感染症やがんに対するワクチン開発技術
・脳神経の難治性疾患や加齢に基づく運動感覚器障害を治療可能な次世代「治療用核酸」であるメッセンジャーRNA(mRNA)搭載ナノマシンを開発する。
・感染症やがんに対する安全性が高く有効なmRNAワクチンを開発する。
◆採血不要の在宅がん診断システム
・血中マイクロRNAをマーカーとする迅速がん診断デバイスを開発する。
・尿、唾液中のマイクロRNAをマーカーとする迅速がん診断デバイスを開発する。
◆超低侵襲治療を実現する医薬-機器融合デバイス
・外部エネルギーにより活性化された薬剤を患部に送達するナノマシンと医療機器を組み合わせた、がんのピンポイント診断・治療技術を開発する。
◆社会実装に向けた社会システム構築
・ナノ医療のレギュラトリーサイエンス研究を実施し、新たな予防ビジネスモデルを検討する。
シナリオの関係者
プロジェクトリーダー:川崎市産業振興財団プロジェクト統括/東京大学特任教授 木村廣道氏
研究リーダー:川崎市産業振興財団ナノ医療イノベーションセンター センター長/東京大学特任教授 片岡一則氏
お問い合わせ先
川崎市産業振興財団COI
- jimukyoku-coins@kawasaki-net.ne.jp