地球温暖化による海面水位上昇量を予測
2020年05月11日
- 主催:
熊本県立天草高等学校 科学部 海水準班
- 開催日:2017年4月 1日
取組のポイント
「STI for SDGs」アワード(第1回)「次世代賞」受賞案件
◆天草地方における未来の海面上昇値を推定
・地層に含まれる過去の珪藻と花粉から分析。
◆地域社会における海面上昇の課題の共有と活動の連携
・小中学生に向けた分析体験会なども実施。
取組内容
◆天草地方において気温が1度上昇した時の海面上昇値を推定
・上天草市および天草市でのボーリングコアからの試料を用い、珪藻分析と花粉分析を実施。
・珪藻分析から海水面高度等を、花粉分析から気温や降水量を推測し、気温が1度上昇した時の海面上昇量を特定。
・IPCC(国連気候変動に関する政府間パネル)公表の気温上昇予測値を合わせて、50年後の海水面を推定。
◆地域社会における浸水被害のリスクの共有と活動の連携
・東京大学や熊本大学、地元博物館や企業など外部組織と連携して研究。
・地元の海面上昇値を推定し、未来及び災害時の浸水被害のリスクを地域に共有。
・小中学生に向けた分析体験会を実施。
・他県の高校とも連携。
お問い合わせ先
熊本県立天草高等学校 科学部 海水準班
- ssh-amakusa@mail.bears.ed.jp