「再生医療の実現化プロジェクト」は平成15年度からの10カ年計画(プロジェクト開始からの5カ年を第I期とし、その後の5年を第II期とする)で実施されており、細胞移植・組織移植によってこれまでの医療を根本的に変革する可能性を有する再生医療について、必要な幹細胞利用技術等を世界に先駆け確立し、その実用化を目指すものです。
文部科学省は第II期(平成20年度~24年度)においては、社会のニーズを踏まえたライフサイエンス分野の研究開発プロジェクトとして、第Ⅰ期の成果及び再生医療に関する研究の現状を踏まえ、国民への効率的な成果還元のため「ヒト幹細胞を用いた研究」を中心とした研究開発を通じた再生医療の実現を目指します。
特に、平成19年11月のヒトiPS(人工多能性幹)細胞の樹立を受け、同細胞を活用した再生医療の実現について、拠点整備事業を含めた研究を強力に進めます。