領域アドバイザー

岡本 憲之
特定非営利活動法人日本シンクタンク・アカデミー 理事長
ほっとコラム「2つのパラダイムシフトがイノベーションを起こす」(2011年9月20日掲載)
専門・関心分野
専門は、システム工学の応用、社会システム。最近は、高齢社会の社会システムに関心。
プロフィール
1971年(株)三菱総合研究所に入社。社会技術システム部長、科学技術研究本部長(取締役)、上席研究理事を経て現職。この間、政府資源調査会専門委員、参議院資源エネルギー調査会客員調査員、一橋大学大学院客員教授などを歴任。現在は、高齢者活躍支援協議会副理事長、高齢社会NGO連携協議会理事、(社)エイジング総合研究センター評議員などを兼務。ファイナンシャル・プランナー(CFP)、公害防止管理者。
領域マネジメントへの意気込み
社会の高齢化に伴い、様々な問題(病気)が発生(発症)するようになる。最初は各問題に対して個々に対策(治療)を施す個別対策(対症療法)でも対応可能。しかしさらに高齢化が進むと、問題が頻発し個別対策だけでは間に合わなくなる。そこで従来の個別対策に加えて、より抜本的対策(根治治療)が求められるようになる。つまり社会を高齢化に対してより抵抗力のある体につくり変える必要が生じてくる。この社会の「体質改善」によって抜本的に問題の発生を抑制、逆に高齢化を新産業創造や技術革新といったイノベーションの起爆剤とし、新たな社会の発展につなげる。本研究開発領域でその道筋が示せるよう微力ながらお役に立ちたい。