領域についてマネジメント体制
領域アドバイザー
後藤 和子
摂南大学経済学部 教授
プロフィール
京都大学理学部卒業
京都大学大学院経済学研究科修了、博士(経済学)
埼玉大学経済学部教授、エラスムス大学(オランダ)客員教授等を経て現職
Executive board member of Association for cultural economics international (2006-2012)
文化経済学会<日本>会長、日本財政学会理事等を歴任
専門分野
文化経済学、文化政策学
財政学、税制
地域経済学、都市政策
メッセージ
日本では、年齢差別が根強く、高齢者は介護の対象として、子どもも保護の対象としてしか捉えられていない。そのため、人口減少社会では、世代間の不公平や消滅自治体等、悲観的な見通しが語られる。
しかし、果たしてそのような見通しは正しいのだろうか。全ての世代の潜在能力をもっと活用できる仕組みができれば、違ったストーリーも描けるのではないだろうか。多世代共創とは、全ての世代が主役として主体的に参加する社会を意味する。世代間が単に交流するのではなく、共に何かを作り上げることで地域や人が豊かになるという試みは、この20年間、文化の領域で多く行われてきた。全ての世代が主体的に、かつ対等に参加できる社会のしくみと、そのことで活性化する経済や文化の、新しい地域モデルを開発できればと思う。