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SATREPS・福島大学でウクライナ人研究者を受け入れ、研修を開始
地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)
ロシア軍によるウクライナへの軍事侵攻が開始されてから半年(2022年8月24日時点)、ウクライナ国内の多くの研究機関が被害を受けてきました。戦争の長期化が懸念され、今後も現地の研究環境は悪化していくことが見込まれます。
こうした事態を受けて、福島大学環境放射能研究所(IER)では、JSTと国際協力機構(JICA)が進める「地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)」の人材育成事業の一環として、ウクライナ国立科学アカデミー原子力研究所のオレナ・ブルドー研究員を研修生として受け入れることになりました。
ブルドーさんは、これまでもプロジェクトの一員として、げっ歯類への放射線影響を調査してきました。8月から12月上旬にかけて約4ヶ月間、日本のさまざまな研究機関と連携しながら、ヒトおよび野生動物への被ばく線量評価の最新技術の習得を目指します。
今後もウクライナの情勢ならびに、IERやSATREPSの活動に関心をお寄せいただけますと幸いです。
- 福島大学 環境放射能研究所 プレスリリース
- https://www.fukushima-u.ac.jp/news/2022/08/010566.html
【関連情報】
プロジェクトの詳細:
- 『チェルノブイリ災害後の環境管理支援技術の確立』
- https://www.jst.go.jp/global/kadai/h2803_ukraine.html(日本語)
- https://www.jst.go.jp/global/english/kadai/h2803_ukraine.html(Eng)
- プロジェクトのウェブサイト:
- https://www.ier.fukushima-u.ac.jp/satreps/index.html

