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「第2回 ACCELシンポジウム ~トップサイエンスによる社会変革への挑戦~」開催

平成30年3月9日、「第2回 ACCELシンポジウム」がSMBCホール(東京都千代田区)にて開催されました。 「ACCEL」は、世界をリードする顕著な基礎研究の成果について、イノベーションの創出に向けて研究を加速させるプログラムです。 当日は、産業界、官公庁、大学を中心に約200名の方々にご来場いただき、研究代表者とプログラムマネージャー(PM)の協働によって トップサイエンスをトップイノベーションへつなげるための、ビジョンと研究成果について紹介いたしました。

はじめに、JSTの後藤吉正理事より開会の挨拶があり、つづいて文部科学省 研究振興局の磯谷 桂介局長よりACCELプログラムにおけるイノベーション創出に対する期待が述べられました。

今回のシンポジウムでは、材料系を中心とした下記5つの研究開発課題を取りあげました。(以下、所属は平成30年3月9日当時)

元素間融合を基軸とする物質開発と応用展開
研究代表者:北川 宏 (京都大学 大学院理学研究科 教授)、プログラムマネージャー:岡部 晃博 (科学技術振興機構)
https://www.jst.go.jp/kisoken/accel/research_project/ongoing/h27_01.html
濃厚ポリマーブラシのレジリエンシー強化とトライボロジー応用
研究代表者:辻井 敬亘 (京都大学 化学研究所 教授)、プログラムマネージャー:松川 公洋 (科学技術振興機構)
https://www.jst.go.jp/kisoken/accel/research_project/ongoing/h27_03.html
エレクトライドの物質科学と応用展開
研究代表者:細野 秀雄 (東京工業大学 科学技術創成研究院 フロンティア材料研究所 教授、元素戦略研究センター長)、プログラムマネージャー:横山 壽治 (科学技術振興機構)
https://www.jst.go.jp/kisoken/accel/research_project/ongoing/h25_01.html
フォトニック結晶レーザの高輝度・高出力化
研究代表者:野田 進 (京都大学 大学院工学研究科 教授)、プログラムマネージャー:八木 重典 (科学技術振興機構)
https://www.jst.go.jp/kisoken/accel/research_project/ongoing/h25_02.html
PCPナノ空間による分子制御科学と応用展開
研究代表者:北川 進 (京都大学 物質-細胞統合システム拠点 拠点長・高等研究院特別教授)、プログラムマネージャー:山本 高郁 (科学技術振興機構)
https://www.jst.go.jp/kisoken/accel/research_project/ongoing/h25_03.html

まず課題講演として、研究代表者より研究開発ビジョンや成果について、PMより実用化に向けた活動内容や今後の展開について講演がありました。続くPMインタビューでは、優れた研究成果を社会実装に結びつけるためには何が必要か、PMとして活動する上で難しかったこと、ポストACCELについて活発な議論がなされました。最後に、JSTの中村 道治顧問、ACCEL研究開発運営委員会の松本 洋一郎委員長より、閉会の挨拶としてACCELの意義や、いかにトップサイエンスをイノベーションにつなげていくべきか提言があり、シンポジウムを締めくくりました。