元素間融合を基軸とする物質開発と応用展開

研究開発課題の概要

pdf_image youtube_image
パンフレットPDF 研究紹介動画
(約1分30秒)

研究代表者

北川 宏

北川 宏

(京都大学 大学院理学研究科 教授)

1991年 京都大学 大学院理学研究科 博士後期課程 単位取得退学
1991年 岡崎国立共同研究機構 分子科学研究所 助手
1992年 博士(理学)京都大学 取得
1993年 英国王立研究所 客員研究員
1994年 北陸先端科学技術大学院大学 助手
2000年 筑波大学 化学系 助教授
2003年 九州大学 大学院理学研究院 教授
2009年 京都大学 大学院理学研究科 教授

プログラムマネージャー

岡部 晃博

岡部 晃博

(科学技術振興機構 ACCELプログラムマネージャー)

1998年 東京大学 大学院工学系研究科 応用化学専攻 修士課程 修了
1998年 三井化学株式会社 入社
2007年 論文博士(工学、東京大学)
2015年 ACCELプログラムマネージャー

研究開発概要

CRESTでは、状態密度注1)の制御によって合金材料を設計する「状態密度エンジニアリング」という新しい概念を打ち出し、バルク状態では相分離して混ざり合わない金属の組合せを独自のプロセスで固溶化注2)することで、新規ナノ合金材料を開発することに成功しました。また、固溶化することによって元の物質にはない、あるいは元の物質を上回る特性を発現することも見出しています。
ACCELでは、物性を理論予測することによりこの新概念での構造設計の確度を高め、望ましい物性の新規ナノ合金材料を創出できることを実証します。また、これら新規ナノ合金材料の量産化技術を確立し、試作サンプルを提供することで企業との協業に導くことを目指します。

注1)状態密度
あるエネルギー範囲に存在している、電子が入ることができるエネルギー準位の密度。全ての物質は構成元素や構造に由来する固有の状態密度を持ち、各エネルギー準位に入ることができる電子の数が決まっている。

注2)固溶化
2種類以上の元素が互いに無秩序に混じり合い、全体が原子レベルで均一な状態の固相となること。

h27_01

<目指すビジョンの図> 

プログラム

  • CREST
  • さきがけ
  • ACT-I
  • ERATO
  • ACT-X
  • ACCEL
  • ALCA
  • RISTEX
  • JSTプロジェクトDB
  • 終了事業アーカイブズ
  • ご意見・ご要望