濃厚ポリマーブラシのレジリエンシー強化とトライボロジー応用

研究開発課題の概要

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パンフレットPDF 研究紹介動画
(約1分30秒)

研究代表者

辻井 敬亘

辻井 敬亘

(京都大学 化学研究所 所長・教授)

1988年 京都大学大学院 工学研究科 研究指導認定退学
1991年 京都大学工学博士
1989年 京都大学 化学研究所 助手
2001年 京都大学 化学研究所 助教授
2008年 京都大学 化学研究所 教授
2018年~現在 京都大学 化学研究所 所長・教授
研究室ホームページ http://www.cpm.kuicr.kyoto-u.ac.jp/
          http://www.cpm.kuicr.kyoto-u.ac.jp/accelsrt/

プログラムマネージャー

松川 公洋

松川 公洋

(科学技術振興機構 ACCELプログラムマネージャー)

1983年 大阪府立大学大学院工学研究科 博士後期課程修了 工学博士
1984年 大阪市立工業研究所 プラスチック課 研究員
1994年 大阪市立工業研究所 プラスチック課 研究主任
2008年 地方独立行政法人大阪市立工業研究所 電子材料研究部 研究主幹
2014年 地方独立行政法人大阪市立工業研究所 電子材料研究部 部長
2015年 ACCELプログラムマネージャー
2016年 京都工芸繊維大学 分子化学系 研究員
2018年 京都工芸繊維大学 大学戦略推進機構系 特任教授

研究開発概要

CRESTでは、高弾性・超低摩擦性・生体適合性などの優れた性質を持つ「濃厚ポリマーブラシ」(CPB)の高度階層化を実現しました。さらに、表面形成技術の革新による飛躍的な厚膜化の実現およびマクロな系での優れたトライボロジー注1)特性の実証により、実用機械システムへの応用の可能性を示しました。
ACCELでは、機械の可動部を構成する軸受やシールなどの機械要素の表面に濃厚ポリマーブラシを適用することで、従来技術では困難だった強靱性(レジリエンシー)と低摩擦性の両立を実現し、機械製品の長寿命化と省エネ化を目指します。

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<目指すビジョンの図> 

注1)トライボロジー
固体面の接触、摩擦、摩耗、潤滑に関連する諸問題を対象とする科学技術の一分野。

注2)ストライベック線図
潤滑面の摩擦係数に及ぼす潤滑剤の粘度、平均速度、垂直荷重の影響を表す。潤滑機構と関連し、機械設計の基礎となるデータ。低粘度、低速度、高荷重条件におけるレジリエンシー強化が重要な技術的課題。

プログラム

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  • ACT-X
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