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JSTnews 2023年6月号
JSTnewsは、国立研究開発法人科学技術振興機構(略称JST)の広報誌です。
2023年6月号
- 特集
- 末永く暮らせる地域づくり目指し エネルギー・物質を効率的に循環
全ての人が幸福感を得られる公平な社会 理想の分配を数学的アプローチで追求
P.03特集 1― 末永く暮らせる地域づくり目指し エネルギー・物質を効率的に循環
エネルギーや物質を効率よく循環させる技術は、豊かで安全・安心な地域社会を構築するためには不可欠なものとなりつつある。OPERA「物質・エネルギーリノベーション共創コンソーシアム」では、東海・北陸地域の物質とエネルギーの有効活用技術の開発や社会実装を通して、人々が住み慣れた地域で末永く暮らしていけることを目指している。プロジェクトを率いてきた名古屋大学大学院工学研究科の北英紀教授と齋藤永宏教授に、コンソーシアムの狙いや成果、今後の展望などについて聞いた。
P.08特集 2― 全ての人が幸福感を得られる公平な社会 理想の分配を数学的アプローチで追求
世の中を見渡せば、「もの」「こと」に対して、公平な分配が求められる場面は多い。だが、誰もが納得感を得られるような公平な配分の実現は困難だ。この難題に対して、数学の力をもって取り組んでいるのが、東京大学大学院情報理工学系研究科の五十嵐歩美准教授である。数学的アプローチで「公平」という曖昧な概念をモデル化し、理想に近い分配方法を見つけ出すことで、全ての人たちが幸福感を得られる真に公平な社会の実現を目指す。
P.12新連載― イノベ見て歩き
第1回 廃プラスチックを高度に選別する装置 大学発ベンチャーで製品化を目指す
社会実装につながるイノベーションに挑む研究開発現場を訪ねる新連載「イノベ見て歩き」。第1回目は、電波と光の性質を併せ持つテラヘルツ波を使って多種多様な廃プラスチックを高度に選別する装置を開発し、大学発ベンチャーとして製品化を目指す芝浦工業大学デザイン工学部の田邉匡生教授の取り組みを紹介する。
P.14NEWS & TOPICS
- 研究成果
- ロボットは褒めの伝播と循環を生み出す
- 研究成果
- センチュウ類の新規ふ化促進物質を発見
- 研究成果
- 「期待外れ」を乗り越えるドーパミン細胞
- 研究成果
- 高分子微粒子でリサイクル手法を開発
ISSN 1349-6085
編集発行/ 国立研究開発法人科学技術振興機構 総務部広報課
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