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JSTnews 2022年2月号

JSTnewsは、国立研究開発法人科学技術振興機構(略称JST)の広報誌です。

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2022年2月号

特集
深刻な原発事故を乗り越えて 再びその土地で暮らすために
住民が主体的に手掛ける災害復興 小水力発電で持続可能なむらづくり

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P.03特集1― 深刻な原発事故を乗り越えて 再びその土地で暮らすために

深刻な原発事故を乗り越えて 再びその土地で暮らすために

人類はこれまで、さまざまなハザードに見舞われながらもそれらに対処し、乗り越えることで生活を紡いできた。過去に経験したことのない深刻な原子力発電所事故に見舞われたウクライナと日本が、国際共同研究でこの新たな課題に挑む。環境を正確に把握できる観測手法を確立し、再びその土地で暮らし続けるための道を模索する。今後起こるかもしれない万が一の事態に備え、その知見を積み重ね、次世代につなぐ。

P.03-07をPDFで読む(PDF:2.6 MB)

P.08特集2― 住民が主体的に手掛ける災害復興 小水力発電で持続可能なむらづくり

住民が主体的に手掛ける災害復興 小水力発電で持続可能なむらづくり

日本では東日本大震災を始め、大規模自然災害が発生すると、行政主導による復旧・復興事業が行われるが、防災が最優先されるため、住民の要望は反映されにくいのが現状だ。そのため、地域社会が分断される事例も多い。そこで九州オープンユニバーシティの島谷幸宏代表理事は、小水力発電の導入をきっかけに、地域が主体となって地域固有の資源を活用した持続可能なむらづくりを行うためのシナリオ形成に取り組んでいる。

P.08-11をPDFで読む(PDF:1.6 MB)

P.12世界を変えるSTORY― iPS細胞で腎臓の再生に挑む 人工透析患者を減らしたい

iPS細胞で腎臓の再生に挑む 人工透析患者を減らしたい

医療の進歩は著しいが、腎臓はひとたび機能が低下すると治療や修復が難しく、腎移植以外の根治的な治療法は存在しない。そのため、悪化した場合には生涯人工透析を受け続けることになり、患者の生活の質も大きく低下することは避けられない。これに対し、腎臓を保護する働きを持つ腎臓の前駆細胞を移植する細胞療法を考案し、実用化を目指すのはリジェネフロ(京都府京都市)だ。人工透析患者を減らしたいと、ヒトiPS細胞を用いた再生医療の実現に挑む。

P.12-13をPDFで読む(PDF:1.3 MB)

P.14NEWS & TOPICS

NEWS&TOPICS
研究成果
脳細胞が短期記憶を保持する機能発見 筋肉収縮と同程度の力で伝達物質放出を増強
研究成果
自動運転シミュレーションの能力を向上 事故につながるシナリオを効率よく発見
研究成果
120年の歴史を塗り替え、調整方法を刷新 ペースト状グリニャール試薬の合成に成功
研究成果
安全で効率的な暗号技術を開発 量子コンピューターでも解読は不能

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P.16さきがける科学人― 人の役に立つ素材開発を目指して

人の役に立つ素材開発を目指して

量子科学技術研究開発機構
量子ビーム科学部門 高崎量子応用研究所
先端機能材料研究部 主幹研究員

大山 智子

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ロゴ:未来をひらく科学技術 JST news

ISSN 2433-7927

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