JSTトップ>JSTnews>バックナンバー一覧 2015年度>2015年9月号
JSTnewsは、国立研究開発法人科学技術振興機構(略称JST)の広報誌です。JSTの活動と、最新の科学技術・産学官連携・理数教育などのニュースを、わかりやすくご紹介します。
P.02研究監メッセージ
トランスディシプリナリー・リサーチ(「超域」研究開発)
「研究監」は、JSTでの重点分野ごとの研究開発を一気通貫でリードする役割を担っており、各専門分野で担当が分かれています。今月は「社会技術・社会基盤」を担当している泉紳一郎さんです。
P.03植物細胞を生きたまま観察する
ライブイメージング技術
名古屋大学の東山哲也教授が研究総括のERATO 東山ライブホロニクスプロジェクトが、植物の受精卵分裂の撮影に世界で初めて成功した。植物細胞を生きたまま顕微鏡で観察し、自由自在に操作できるライブイメージング技術を駆使した新しい「ライブセル生物学」をめざしている。
P.08植物ホルモン「ブラシノステロイド」を解明
農作物の収量アップをめざして!
発芽、茎や葉の成長、開花、結実など、生育段階すべてに「植物ホルモン」が関わっている。東京大学の浅見忠男教授と理化学研究所の中野雄司専任研究員らは、伸長を制御する植物ホルモン「ブラシノステロイド」が働くメカニズムを解明し、農作物の収量増加や空気中の二酸化炭素削減に貢献する可能性を示した。
P.12ALCA「未利用バイオマスを活用したバイオリピッドプラットフォームの構築」
自然に優しい酵母を発見!
酵母でバイオエタノールを作る!?マンガ家Toriさんが、でんぷんから一気通貫でバイオエタノールを効率的に生産できる新規の酵母株を見いだした龍谷大学の島 純教授を訪ねました。
P.14JSTの最近のニュースから…
NEWS & TOPICS
【研究成果】 がんの取り残しを手術中に見つける希望の光 蛍光イメージング試薬で微小がんを数分で検出 【新規事業】 多様な人材が集まるイノベーションハブを構築する支援事業が開始 【イベント】 歩けばわかる 情報環境技術の日進月歩 【開催予告】 公正な研究をめざして 日独国際シンポジウムの開催決定
P.16低炭素社会に向けたエネルギー・経済・社会の定量的なモデル分析による影響評価
低炭素社会に向けてエネルギーと経済モデルを役立てる
JST低炭素社会戦略センター(LCS)特任研究員 高瀬 香絵
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レーザー顕微鏡に向かう ERATO東山ライブホロニクスプロジェクト研究総括の東山哲也さん。植物細胞を生きたまま観察し撮影するライブイメージング技術で、被子植物の受精の様子が世界で初めて明らかになった。背景は蛍光たんぱく質で色付けされためしべの受粉管。