JSTトップ>JSTnews>バックナンバー一覧 2015年度>2015年7月号
JSTnewsは、国立研究開発法人科学技術振興機構(略称JST)の広報誌です。JSTの活動と、最新の科学技術・産学官連携・理数教育などのニュースを、わかりやすくご紹介します。
P.02研究監メッセージ
夢を現実に!
「研究監」は、JSTでの重点分野ごとの研究開発を一気通貫でリードする役割を担っており、各専門分野で担当が分かれています。今月は「ライフイノベーション」を担当している古市喜義さんです。
P.04理想の動植物園・水族館をアマゾンに作りたい!
ブラジル/世界初の「フィールドミュージアム」で生物多様性の保全をめざす
南米のアマゾン川流域に広がる熱帯雨林は、世界で最も広大な面積を持ち、多様な生物種を育む地域である。しかし、森林伐採や焼畑によって減少の一途をたどり、その貴重な生態系が脅かされている。2013 年、京都大学野生動物研究センターの幸島司郎教授は、アマゾンに「フィールドミュージアム」を建設し、生物多様性を保全しようと世界で初めての取り組みを SATREPS でスタートさせた。
P.08氷河減少に対する水資源管理適応策モデルの開発
ボリビア/氷河と共に暮らす都市の水を守る 氷河減少に対する水資源管理適応策モデルの開発
地球温暖化で氷河が後退し、水資源に黄信号がともるボリビア。東北大学大学院工学研究科の田中仁教授をリーダーとする SATREPS のプロジェクトが、氷河減少と水資源の関係を明らかにした 。
P.12SATREPS 防災「カメルーン火口湖ガス災害防止の総合対策と人材育成」
カメルーン/火口湖ガス災害の謎にせまる!
1984年と1986年、カメルーンの2つの湖で起きた謎の火口湖ガス災害。SATREPSでは、二酸化炭素が原因で起こると考えられる湖水爆発の調査とメカニズムの解明、防災対策を進めています。今回はマンガ家Toriさんが研究代表者の東海大学・大場武教授を訪問し、湖水爆発の謎に迫ります。
P.14JSTの最近のニュースから…
NEWS & TOPICS
【募集】 CREST・さきがけ 新規研究領域発足・研究提案募集開始 【話題】 ネパール大地震に関連した国際緊急共同研究・調査の支援を決定 【開催報告】 世界市民会議(ワールドワイドビューズ)「気候変動とエネルギー」開催 【話題】 インド・フィリピン・タイの高校生が日本の最先端科学技術を体験
P.16戦略的創造研究推進事業さきがけ「エネルギー高効率利用と相界面」領域研究課題「高効率光電変換デバイスの実現に向けた Ⅲ 族窒化物のマルチバンドエンジニアリング」
海を越えて太陽光発電の発展をめざす
物質・材料研究機構 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点(MANA)独立研究者 桑 立雯(サン リウエン)
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国立アマゾン研究所で保護していたナマケモノが行方不明になった。発見・捕獲したのはSATREPSの「“フィールドミュージアム”構想によるアマゾンの生物多様性保全」研究代表者の幸島司郎さん。アマゾンに世界初の「フィールドミュージアム」を作ろうとしている。