JSTトップ>JSTnews>バックナンバー一覧 2013年度>2014年3月号
JSTnewsは、独立行政法人科学技術振興機構(略称JST)の広報誌です。JSTの活動と、最新の科学技術・産学官連携・理数教育などのニュースを、わかりやすくご紹介します。
P.03科学技術の未来を担う探究心と創造力あふれる人材の育成を目指して
中学生が英知を競う「科学の甲子園ジュニア」
全国から科学好きの中学生が集まり、都道府県チーム対抗で理科・数学力の日本一を決める競技会「第1回 科学の甲子園ジュニア全国大会」が、昨年12月21~22日に東京の国立オリンピック記念青少年総合センターで開催された。冬本番を迎え、外は寒さが増していたが、会場内では47チーム281名の中学生たちが熱い真剣勝負を繰り広げていた。
P.06被災地企業の意欲と大学の技術が生む成果
合言葉は復興!
東北地方に壊滅的な被害をもたらした東日本大震災から3年。JSTが推進する「復興促進プログラム」が、さまざまな分野で成果を挙げつつある。鮮魚流通の革新や堆肥の高機能化、最適なスキーワックスの開発に向けた産学共同研究を通して、被災地の経済を活性化し、復興につなげようとする取り組みを紹介する。
P.12iPS細胞の実用化に向けて
血小板の大量生産が医療インフラを変える
血液の成分に「血小板」がある。止血の役目があり、手術時にはなくてはならないものだ。しかし近い将来、輸血の需要増に伴い献血だけでは供給が追いつかなくなると危惧されている。ベンチャー企業、株式会社メガカリオン(東京都港区)は、献血によらない輸血の実現に向け、ips細胞(人工多能性幹細胞)から血小板を作る技術をもとに、治療に使える血液製剤の製品化を目指している。
P.14JSTの最近のニュースから… TOPICS
P.16SATREPS(地球規模課題対応国際科学技術協力)感染症分野 研究領域「開発途上国のニーズを踏まえた感染症対策研究」 研究課題「デング出血熱等に対するヒト型抗体による治療法の開発と新規薬剤候補物質の探索」
デング熱治療薬の開発に挑む
大阪大学微生物研究所ウイルス免疫分野 佐々木 正大 特任講師
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"科学好き"の裾野を広げ、探究心や創造力あふれる人材育成を目的に開催された「第1回科学の甲子園ジュニア全国大会」に、各都道府県の選考を経て選抜された281人の中学生たちが参加した。さまざまな課題に挑戦するそのまなざしは真剣そのもの。今号の表紙は、チームの仲間と心をひとつにして科学に向き合った、参加者たちの素敵な表情を集めた。