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ムーンショット目標8 公開シンポジウム2023「2050年の極端風水害の低減に向けて ~社会とともに歩む気象制御~」

ご挨拶

 人為起源の地球温暖化が進行し、台風や豪雨などによる極端風水害のリスクが増大しており、これに対応することは喫緊の課題です。これまで取り組まれてきた防災・減災のためのインフラの維持強化や予測精度向上などに加え、災害につながる極端気象自体の回避や軽減を可能とする制御技術が望まれます。
 そこで「2050年までに、激甚化しつつある台風や豪雨を制御し極端風水害の脅威から解放された安全安心な社会を実現」することを目指すムーンショット目標8が2021年10月に立ち上がり、準備期間を経て2022年6月頃から研究開発がスタートしました。従来の「予測」を中心とした気象研究に「制御」の概念を取り入れた、「気象制御」を切り拓く新しい研究に取り組んでいます。
 これまで進めてきた研究開発についてご紹介するとともに、この研究開発を皆さまと議論しながら進めるための一つの機会として、公開シンポジウムを開催いたします。
 是非ご参加下さい。

プログラムディレクター 三好 建正

プログラムディレクター 三好 建正

開催概要

日時 [終了しました] 2023年10月29日(日)13:00~17:00
会場 富士ソフトアキバプラザ 5F アキバホール
Zoom Webinar
参加費 無料
参加方法 事前申し込み制
主催 国立研究開発法人科学技術振興機構
共催 内閣府、文部科学省
言語 日本語
タイムテーブル(敬称略)再生リスト
13:00 開会挨拶 科学技術振興機構
来賓挨拶 内閣府
13:10 ムーンショット目標8 概要紹介資料(1.64MB)
三好 建正(理化学研究所 計算科学研究センター チームリーダー)
13:25
気象制御に向けたELSIへの取り組み資料(747KB)
羽鳥 剛史(愛媛大学 社会共創学部 准教授)
13:40
プロジェクト進捗報告-コア研究
「社会的意思決定を支援する気象-社会結合系の制御理論」資料(3.49MB)
澤田 洋平(東京大学 大学院工学系研究科 准教授)
「安全で豊かな社会を目指す台風制御研究」資料(2.88MB)
筆保 弘徳(横浜国立大学 総合学術高等研究院 台風科学技術研究センター長)
「ゲリラ豪雨・線状対流系豪雨と共に生きる気象制御」資料(7.8MB)
山口 弘誠(京都大学 防災研究所 准教授)
「海上豪雨生成で実現する集中豪雨被害から解放される未来」資料(3.89MB)
小槻 峻司(千葉大学 国際高等研究基幹 教授)
15:00 質疑応答-コア研究
15:15 休憩
15:25
プロジェクト進捗報告-要素研究
「台風下の海表面での運動量・熱流束の予測と制御」資料(1.66MB)
高垣 直尚(兵庫県立大学 大学院工学研究科 准教授)
「局地的気象の蓋然性の推定を可能にする気象モデルの開発」資料(1.07MB)
西澤 誠也(理化学研究所 計算科学研究センター 研究員)
「大規模自由度場のアクチュエータ位置最適化」資料(1.36MB)
野々村 拓(東北大学 大学院工学研究科 准教授)
「台風制御に必要な予測と監視に貢献する海の無人機開発」資料(2.02MB)
森 修一(海洋研究開発機構 地球環境部門 大気海洋相互作用研究センター 調査役(上席研究員))
16:05 質疑応答-要素研究
16:15 総合討論
16:55 閉会挨拶

各プロジェクトの詳細はこちらよりご覧いただけます