立間徹氏の顔写真
局在プラズモンを利用した電荷分離
立間 徹・TETSU TATSUMA

東京大学 生産技術研究所 教授

研究成果
【経歴】
昭和63年:東京大学工学部 卒業
平成 5年:博士(工学)(東京大学) 取得

平成 4年〜10年:東京農工大学工学部 助手
平成10年〜12年:東京大学大学院 工学系研究科 講師
平成12年〜14年:東京大学大学院 工学系研究科 助教授
平成14年〜20年3月31日:東京大学生産技術研究所 准教授
平成20年4月1日〜現在:東京大学生産技術研究所 教授
  金属ナノ粒子・半導体系の光電気化学過程の解明と応用、多色フォトクロミズム機構の解明、
  光アクチュエータの開発などに従事
【研究内容】
金や銀などの金属をナノレベルで微細構造化すると、ステンドグラスと同様の原理で発色します。
私は、これを酸化チタンと接触させると光エネルギーを吸収した電子が酸化チタンに移ることを見出しました。
その機構を解明し効率を高め、太陽電池や光触媒などの機能の実現を図ります。
これまで、光エネルギー交換には半導体や色素の光吸収が利用されてきましたが、金属ナノ粒子やナノ構造という新たな選択肢を加えることが目標です。
【受賞】
平成23年3月:日本化学会第60回進歩賞「金属ナノ粒子の光誘起酸化還元反応に基づく機能材料」