平成 9年：群馬大学工学部応用化学科 卒業
平成14年：大阪大学大学院 工学研究科博士課程 応用物理学専攻 修了
平成14年：博士（工学）（大阪大学） 取得

平成14年 4月〜 7月：大阪大学大学院 工学研究科 教務補佐員
平成14年 7月〜平成16年 3月：ベルギー王国ルーバンカトリック大学 理学部 博士研究員
平成16年 3月〜平成18年 3月：京都工芸繊維大学繊維学部 助手
平成18年 4月〜平成22年 3月：京都工芸繊維大学大学院 工芸科学研究科 助教（改組による所属変更）
  単一分子分光を駆使し、本申請研究および単一共役系高分子や高分子薄膜中の単一分子を
  対象とした研究
平成22年 4月〜：関西学院大学 理工学部 化学科 准教授

複数の蛍光分子から構成される凝集体であっても、そのサイズをナノサイズにすることにより、単一光子発生源として振る舞うことを世界に先駆けて解明します。
単一光子発生源は「量子暗号通信」に必要不可欠であることから、本研究で得られる成果は、この次世代通信技術の発展につながるだけでなく、ナノサイズの特有の革新的な光機能反応であり、「ナノ」の有効性を示す画期的な結果になると考えます。

２００７年：日本化学会第87春季年会　「有機蛍光性色素からなる単一ナノ結晶の光アンチバンチング」　講演奨励賞・優秀講演賞
２００８年：第24回（2008年春季）応用物理学会　講演奨励賞　「ペリレン系ナノサイズ凝集体からの単一光子発生　−凝集状態依存性−」
２００９年：高分子研究奨励賞（高分子学会）　「顕微蛍光分光法による単一共役高分子・超分子及び分子集合体の発光特性評価」

Masuo, S., Masuhara, A., Akashi, T., Murahashi, M., et al. (2007). "Photon Antibunching in the Emission from a Single Organic Dye Nanocrystal"Japanese Journal of Applied Physics 46(12): 268-270