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ImPACT『セレンディピティの計画的創出』の概要

ImPACT『セレンディピティの計画的創出』の概要

ImPACT(内閣府革新的研究開発推進プログラム)・合田圭介プログラムマネージャーが、テーマ「セレンディピティの計画的創出による新価値創造」についてのステートメントを発表します。また、プロジェクトチームの大切な要として働く各プロジェクトリーダーが、プロジェクトリーダーとしてこのプロジェクトにかける思い、自身のテーマや役割、決意などをお話しします。

『セレンディピティの計画的創出』がもたらすもの

『セレンディピティの計画的創出』の実現というブレークスルーのポイントとなるのは、「セレンディピター」の開発です。「セレンディピター」は、膨大な数(1兆個以上)の細胞集団から、稀少ですが大きなインパクトをもつ細胞を、迅速・正確かつ低コスト・低侵襲に発見し徹底的に解析する装置で、従来の技術では粗く没個性的な統計データに埋もれていた一つ一つの細胞の個性を評価・解析し、細胞の優れた能力や未知の現象を効率的に発掘する、“夢の細胞検索エンジン”です。本プログラムでは、光科学・応用化学・電子工学・機械工学・情報科学・分子生物学・遺伝子工学など、さまざまな分野における国内トップクラスの研究者からの異なる知見や異分野融合により装置の完成を図り、『セレンディピティの計画的創出』の実現を目指します。

『セレンディピティの計画的創出』の社会的実装例

『セレンディピティの計画的創出』における「セレンディピター」の社会的実装例として、本プログラム期間中(~平成31年)に取り組むのは「超効率バイオ 燃料」と「高精度血液検査技術」です。超効率バイオ燃料の開発では、セレンディピターを用いることで、燃料の原料となる脂質を生産するミドリムシやボツリ オコッカスなどの単細胞生物を高速・正確に分析し、短期間で効率的な品種改良を繰り返すことが可能となります。また、高精度血液検査技術の開発で は、セレンディピターを用いることにより、血液中の稀少な細胞を高速・正確に単離し、高い精度でがん検査、創薬、出生前検査、薬剤評価などの医療応用を行 うことが可能となります。同時に、新産業を創出するため、本プログラムの早い段階からベンチャー企業を設立し、知的財産の獲得および技術移転をスムーズに 行います。

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