浜野正浩
科学技術振興機構 専任研究者
研究概要
情報論理学の新パラダイムがもたらす生物現象の計算構造の解明本研究では、21世紀に入って明らかになりつつある計算論理学に対する新しいパラダイムを用いて、生物・生命現象に潜む計算的性質を解明します。具体的には、RNA干渉などの遺伝子制御構造に潜在する計算構造をπ計算や微分可能λ計算を用いて表現し、その制御構造を解明します。さらに生物学的フィードバックの表現を通してそのダイナミズムを明らかにします。これらの論理学と生物学のインタラクションを通じて、新しい計算モデルを自然現象の中で構成・実現します。