科学オリンピックだより
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「科学オリンピックだよりvol.10」
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 国際科学オリンピックの課題を活用した学習指導を検討する教員研修が、2月25日に埼玉県立総合教育センターで開かれました(主催:埼玉県教育委員会、国立研究開発法人科学技術振興機構)。県内から高等学校教員44人が参加し、生物学、化学、情報の3つの講座で講義と実習に取り組みました。
 生物学の講座は、町田龍一郎・筑波大学大学院教授の指導で、動物学系統分類の講義に続きカイコの解剖を体験。化学は、溶液の濃度分析実験を題材に、中村朝夫・芝浦工業大学教授らが授業づくりについてアドバイスしました。谷聖一・日本大学教授らが担当した情報の講座では、アルゴリズムの設計と実装について実際にプログラミングを行いながら学びました。
 参加者は、「カイコのように生活と関連付けられる題材は好奇心を醸成しやすい。ぜひ授業に取り入れていきたい」(県立桶川高校 教諭)、「教員にとっても非常に勉強になる内容。今日学んだことを生徒に還元したい」(県立浦和第一女子高校 教諭)と感想を話していました。