国際化学オリンピック銅メダルの林杏果さん(豊島岡女子学園高校3年)は、「事前研修では大好きな実験がたくさんできたし、大会での海外生徒との交流も刺激になりました」と成果を報告。貴重な経験のできる機会だけに、「自分には無理と思わず、自信を持って挑戦してほしい」と呼びかけました。
「競技プログラミングで一番難しいのは、勉強しようと一歩を踏み出すこと」と語るのは、国際情報オリンピック金メダルの熬J悠太さん(開成中学3年)。「始めると楽しいし、国際大会を経験した先輩も丁寧にサポートしてくれるので、ぜひ参加してほしいです」と、挑戦の大切さを強調していました。
科学オリンピック国内選考への参加者は年々増えており、2013年度は7教科合計で1万6000人を超えました。中高校生の認知度が着実に高まるなか、2016年には地学、18年情報、20年生物学、22年物理と、国際科学オリンピック日本開催が続く予定です。チャレンジする次世代の育成に向けて、大会関係者からは「今後は小学生への情報発信や支援も充実させていく必要がある」との声が上がっていました。
