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nanotech2023に出展しました。

JST保有のナノ材料・ナノデバイスに関する厳選技術を紹介しました。

知的財産マネジメント推進部は、ライセンスによる技術移転を見据えて2023年2月1日(水)~3日(金)に東京ビッグサイトで開催された「第22回 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議(nanotech2023)」に出展しました。JSTが保有する特許等の中から、ナノ材料・ナノデバイスに関連する厳選した技術を紹介しました。
今回は、エマルション(微小液滴)生成技術、応力や粘度に応答する光機能分子、表面修飾炭素材料の技術に関する展示を行いました。

また、今回は、名古屋大学で発明された負熱膨張材料の実装を目指して、JST研究成果展開事業 大学発新産業創出プログラム(START)から設立されたベンチャーである株式会社ミサリオについてもJSTブース内で出展しました。

 ※株式会社ミサリオ http://www.misario.co.jp/

なお、展示会開催と並行して、オンライン展示も行いました(2023年2月28日(火)まで)。

■ nanotech2023出展概要

【会期】
2023年2月1日(水)~2月3日(金)
【会場】
東京ビッグサイト 東ホール(JSTのブースは東1ホール、小間番号は1N-16です。)
【公式WEBサイト】
https://www.nanotechexpo.jp/main/
【ビジネスマッチングシステム】
nanotech2023では事前商談アポイントのためのシステム(特許第5843841号)が用いられております。
本システムは、事前に出展者および来場者が基本情報を登録し、目的に合った交渉相手を検索の上、面談を申し込むことができるシステムです。

■ 出展技術のご紹介

整理番号 技術の名称 代表発明者・所属 技術の概要 国際公開番号
1 均一な液滴を速く、大量に!
並列流路を使った最新の『エマルション(微小液滴)』生成技術
Silicon Bulk Thermoelectric Conversion Materials and Thermoelectric Conversion Devices
西迫 貴志
(東京工業大学)
この「速く、大量に」エマルションを生成できる技術は、多数の液滴生成用マイクロ流路を容易に形成することができ、且つマイクロ流路部分のメンテナンスがし易い、従来の多数流路並列化装置の課題を解決する、シンプルな構造で流路を並列化した装置です。
これまで難しかった2相液滴の量産も容易にできるようになりました。
この技術は、医薬品製造プロセスや生活消費財、塗料、その他高分子微粒子等の生産技術への応用が可能です。
2 応力や粘度に応答する光機能分子『FLAP』:その特性と応用 齊藤 尚平
(京都大学)
8員環等の柔軟な環状構造と、その中心から延びる剛直な両翼骨格から構成される化合物『FLAP』を開発した。『FLAP』は、外部刺激に応答しV字型から平面型にコンフォメーション変化し、その変化が蛍光色の変化で観察可能な分子系です 。この特性から、現在実現できていない高分子鎖にかかる張力の伝わりを直接観察できる「応力プローブ」の開発や、微量試料の粘度を測定する「粘度プローブ」へと展開できる分子です。
3 表面修飾炭素材料及び表面修飾炭素材料の製造方法 田原 一邦
(明治大学)
グラフェンを代表とする炭素材料に表面化学修飾を行い、電導、伝熱、センシング、電極、触媒などの機能性を付与する技術です。従来技術では分子スケールで精密な化学修飾制御は困難でした。
この技術は、有機分子の物理吸着により形成される単分子膜をマスクとして別の反応性化学種を作用させることで、分子レベル(数 nm)で周期をもつ表面の作成を可能とします。

※ご関心がある方は是非下記お問い合わせ先までご連絡ください。

お問い合わせ先

〒102-8666 東京都千代田区四番町5-3 サイエンスプラザ
国立研究開発法人科学技術振興機構
知的財産マネジメント推進部 
知財集約・活用グループ
TEL:03-5214-8486 FAX:03-5214-8417 
E-mail:ライセンス(あっせん・実施許諾)について メールアドレス ※お問い合わせの内容によっては、回答に時間を要する場合があります。