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BioJapan2023に出展しました。

JST保有の医薬品・バイオ・医療分野に関する厳選技術を紹介しました。

 知的財産マネジメント推進部は、ライセンスによる技術移転を見据えて2023年10月11日(水)~13日(金)にパシフィコ横浜で開催された「BioJapan2023」に出展しました。JSTが保有する特許等の中から、医薬品・バイオ・医療分野に関する厳選した技術を紹介しました。

■ BioJapan2023出展概要

【会期】
2023年10月11日(水)~10月13日(金)
【会場】
パシフィコ横浜 展示ホール 小間番号D-1
〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1
【公式WEBサイト】
https://jcd-expo.jp/ja/
【パートナリングシステム】
https://jcd-expo.jp/ja/partnering.html

■ JST紹介と保有特許技術概要

 JSTは、科学技術の振興と社会的課題解決のため、国内外の大学や研究機関、産業界等と連携した多様な事業を総合的に実施し、社会の持続的な発展と科学技術イノベーションの創出に貢献しています。その活動の一つとして、知財活用の支援を行っています。日本の大学や研究機関で発明された技術を基に特許出願を行い、特許ライセンスを通じて特許技術の社会実装を行うことで、大学発明技術の社会での応用を推進します。
 JSTの所有特許は約2,500件、そのうちバイオ・メディカル関連特許は約550件です。薬効成分(API)、診断技術・装置、抗体医薬、ドラッグ・デリバリー・システム(DDS)、遺伝子治療等、多岐にわたります。

資料はこちらから / Document / 资料
日本語(937KB)  English(169KB)  中文(251KB)

■ 出展技術のご案内

No. 技術の名称/Title/技术名称 代表発明者/
Representative Inventor
技術概要/Technology Summary/技术概要 国際公開番号/
Int. Pub No.
技術資料/Document/
技术资料
1 新規SN-38誘導体
~抗腫瘍活性と安全性を最大限高めたナノキャリアフリープロドラッグ~

Novel SN-38 Derivatives
~ A Nano Carrier-free Prodrug for High Anti-Tumor Activity and Safety ~

新的SN-38衍生物
~具有很高抗肿瘤活性和安全性的无纳米载体前药~
笠井 均
(東北大学)

Hitoshi Kasai
(Tohoku University)
 本技術は、抗腫瘍活性の高いSN-38のプロドラッグ体に関する技術であり、薬効成分そのものをナノ粒子化した『ナノキャリアフリーDDS』に関する技術である。
 腫瘍細胞に多く存在するグルタチオンをトリガーとし、腫瘍細胞内で薬効成分であるSN-38を放出するため、正常細胞に対する影響も少なく、副作用軽減も期待される。また、薬効成分そのものをナノ粒子化しているため、一粒子あたりの薬効成分量も多く、腫瘍集積性も高い。
 現在、医師主導治験実施に向けた準備を進めており、治験を通じて実用化に向けた種々のデータを取得する計画である。

 This is the technology related to the prodrug of SN-38 which shows a high anti-tumor activity and also related to the "nano carrier-free DDS" designed by making the drug itself into nanoparticles. A medical doctor-led clinical trial is expected to be carried out in near future (See Attached Document).

 这是于具有很高抗肿瘤活性的无纳米载体前药的技术。通过将药物本身制造纳米颗粒,实现了这个无纳米载体的药物递送系统。正在为医师主导的临床试验做准备(添付资料参照)。
WO2022190626 日本語(1.11MB)
English(281KB)
中文(302KB)
2 核酸医薬用DDSナノ粒子RION
~高い腫瘍集積性を特長とするナノキャリアフリー核酸医薬用DDS~

DDS Nanoparticle RION for Medical Oligonucleotides
~ Nanocarrier-free DDS for High Drug Tumor Accumulation ~

核酸药物用DDS纳米颗粒RION
~具有高肿瘤积累性的无纳米载体核酸药物用DDS~
宮本 寛子
(愛知工業大学)

Noriko Miyamoto
(Aichi Institute of Technology)
 本技術は、新しい核酸医薬用DDS技術であり、核酸のセンス鎖を化学修飾することにより、核酸そのものをナノ粒子化してナノキャリアとして用いる画期的なDDS技術である。
 現在広く利用されているナノキャリア(脂質ナノ粒子など)に比べ、血中安定性が高く、腫瘍集積性が高く、一粒子あたりの薬効成分含有量が高いことから、高い薬効と副作用の軽減が期待できる。
 現在は、がん治療用の核酸医薬を中心に検討を進めているが、今後は神経疾患や免疫疾患などを対象とした核酸医薬への応用も検討する計画である。

 This is a novel and epoch-making DDS technology for medical oligonucleotides to make oligonucleotide itself into nanoparticle and use it as a nanocarrier by a chemical modification of the sense chain of the oligonucleotides (See Attached Document).

 这是一种新型和划时代的DDS技术。这是通过对核酸的有义链进行化学修饰,将核酸本身制成纳米颗粒,并将其作为纳米载体的技术(添付资料参照)。
WO2022230990 日本語(994KB)
English(294KB)
中文(311KB)
3 ZIC5阻害抗がん剤
~新しい標的因子を阻害するがん治療薬~

ZIC5 Inhibitor
~ Anti-Tumor Agent inhibiting New Target Factors ~

ZIC5阻断剂
~阻断新的目标因子的癌症治疗药物~
佐藤 礼子
(東京薬科大学)

Reiko Sato
(Tokyo University of Pharmacy and Life Sciences)
 本技術は、種々のがん細胞で発現が確認されているZIC5タンパク質を標的とした新規抗がん剤に関する技術である。
 現在までに、ZIC5の阻害により、メラノーマや膵臓がん、胆管がんなど、種々のがんにおいて、アポトーシスの亢進や薬剤耐性の抑制が可能であることを明らかにした。また、既存の抗がん剤との併用により、抗腫瘍効果が更に高まることも確認した。
 現在、マウスを用いたin vivo 試験を実施中であり、今後のがん治療の分野での利用が期待される画期的な技術である。

 This is the technology related to a novel anti-tumor agent targeting the ZIC5 proteins observed to be expressed in various tumor cells (See Attached Document).

 这是与一种新型抗肿瘤剂有关的技术。这是与抑制在各种肿瘤细胞中表达的ZIC5蛋白质有关的技术(添付资料参照)。
WO2016178374
特許第6806671号
日本語(974KB)
English(530KB)
中文(609KB)
4 薬物送達を可能にする微細藻類イデユコゴメ
~経口で有用タンパク質を腸管に送達~

The micro algae Cyanidiophyceae that enable to deliver drugs
~ The oral delivery of useful proteins to the intestinal tract ~

能够递送药物的微藻高温红藻
~将有用蛋白质口服递送到肠道~
大松 勉
(東京農工大学)

Tsutomu Omatsu
(Tokyo University of Agriculture and Technology)
 本微細藻類は、経口摂取した有用タンパク質の腸管送達を可能にするものである。
 通常、経口投与されたタンパク質は胃酸により分解されてしまうため、腸管まで送達することは難しい。
 微細藻類イデユコゴメ綱は藻体細胞内に有用タンパク質を蓄積でき、特に1倍体は強固な細胞壁がなく、酸性環境では安定で、中性からアルカリ性環境では不安定となって細胞が破裂する。このような性質から、経口投与しても、胃をそのまま通過し、腸管に到達すると細胞内からタンパク質が放出される。
 このことから、家畜やヒト用のバイオ医薬品の注射器が不要な経口投与プラットフォームとしての利用が期待される。

 The micro algae can be used as drug delivery composition which enables to orally deliver useful proteins to the intestinal tract.  It is difficult to orally deliver proteins to the intestinal tract since the proteins orally administered are normally broken down by stomach acid.
 The micro algae  Cyanidiophyceae are capable to store useful proteins in their acid-resistant cells, and to make the cells rupture under neutral to alkali conditions since they are stable under acidic conditions but unstable under neutral to alkali conditions in case of the haploids which have no strong cell wall.  Therefore, the micro algae  Cyanidiophyceae can pass through the stomach intact and release the proteins by the rupture of the cells when they reach the intestinal tract even though they are orally administered.
 The micro algae Cyanidiophyceae are expected to be used as an oral administration formulation and a syringe-free biopharmaceutical for livestock or humans.

 这个微藻够通过口服将有用的蛋白质递送到肠道。很难将蛋白质口服递送到肠道,因为口服的蛋白质通常会被胃酸分解。
 微藻高温红藻能够其细胞中储存有用的蛋白质,并且细胞在中性至碱性条件下破裂,因为它们没有坚固的细胞壁,因此作为单倍体在酸性条件下稳定但在中性至碱性条件下不稳定。因此,即使口服给药,微藻高温红藻也会通过胃,并在到达肠道时通过细胞破裂释放蛋白质。
 微藻高温红藻有望用作口服制剂和用于牲畜或人类的无注射器生物药物。
WO2020203816
WO2019107385
特許第6852190号
日本語(834KB)
English(126KB)
中文(206KB)
5 三次元パターンを用いた細胞識別・分離基材
~細胞の性状を維持し、遊走方向を制御する方法~

Cell Identification Substrates by 3D Pattern
~ Methods to control the direction of migration without cell properties change~
角南 寛
(琉球大学)

Hiroshi Sunami
(Ryukyu University)
 本技術は、三次元パターンや足場表面の弾性調節により、細胞の分化、増殖、機能発現などの性状に影響を与えず、簡便に遊走方向を制御するものである。
 現在までに、各種細胞の運動能の違いにより細胞分離が可能であることを確認した。また、裏面側から支持する基材層の形を工夫することで、望む形やサイズの細胞組織を形成可能であることを確認した。
 今後、安全な細胞の供給や再生医療用の細胞シート作製への利用が期待される技術である。

 This technology easily controls the direction of migration without affecting the properties of cells, such as differentiation, proliferation, and functional expression, by utilizing three-dimensional patterns and modulating the elasticity of the scaffold surface.
 This technology is expected to be used for the safe supply of cells and the production of cell sheets for regenerative medicine in the future.
WO2015068759
特許第6128620号
WO2015093472
特許第6226338号
日本語(1.22MB)
6 V-ATPase阻害剤
~Na+ポンプを標的にした新規抗菌剤の創出~

V-ATPase Inhibitors
~ Novel Antimicrobial Agents targeting Na+ Pumps ~

V-ATPase抑制剂
~针对钠离子泵的新型抗菌剂的开发~
村田 武士
(千葉大学)

Takeshi Murata
(Chiba University)
 本技術は、細胞膜において、Na+ポンプの役割を果たすV-ATPaseを阻害する薬剤に関する技術であり、アルカリ条件下でも生存可能なバンコマイシン耐性菌などの抗生物質耐性菌に対しても高い抗菌効果を有する薬剤に関する技術である。
 現在までに、V-ATPaseの構造と阻害メカニズムを解明し、阻害薬剤の特定とその効果を確認した。
 今後、新しい抗菌剤としての利用が期待される技術である。

 This is the technology related to the drugs inhibiting V-ATPases which play the role of Na+ pump in the cell membranes and also showing a high antimicrobial activity against the antibiotic-resistant bacteria such as Vancomycin-Resistant Enterococcus (See Attached Document).

 这是与抑制在细胞膜中的钠离子泵的V-ATPase的药物有关的技术。这个药物显示出对抗生素抗性细胞如耐万古霉素肠球菌的高抗微生物活性(添付资料参照)。
WO2020149295
特許第7428387号
日本語(994KB)
English(247KB)
中文(353KB)
7 生体粒子ボルト誘導体
~新規ナノカプセルの設計と利用~

Bioparticle Vault Derivatives
~ Design & Application for Novel Nanocapsules ~

生物粒子VAULT衍生物
~新型纳米胶囊的设计和利用~
田中 秀明
(大阪大学)

Hideaki Tanaka
(Osaka University)
 本技術は、新規ナノキャリアに関する技術であり、生体内に存在する複合タンパクで、樽型中空構造を有するボルトを利用したDDS技術である。
 ボルトは生体内分子であるため、優れた安全性を有しているが、今回、更にそのボルト開閉部分にロイシンを付加し、ジッパー機能を付与することで、安定性と発現量が向上したロイシンジッパーボルトを開発した。
 今後、本技術のDDSへの応用が期待される。

 This is the technology related to a novel nanocarrier and the DDS technology to use Vault which is a protein complex in the body and has a barrel hollow structure (See Attached Document).

 这是一种与新型纳米载体有关的技术。这是使用体内的复杂蛋白质和具有桶型空心结构的Vault的DDS技术(添付资料参照)。
WO2014077195
特許第5591418号
日本語(1.14MB)
English(495KB)
中文(690KB)
8 非ウイルス性遺伝子治療
~新しい遺伝子ベクターの設計と医療への応用~

Non-Viral Gene Therapy
~ Design of Novel Gene Vector and Application for Healthcare ~

非病毒性基因治疗
~新基因载体的设计及其对医疗的应用~
長田 健介
(量子科学技術研究開発機構)

Kensuke Osada
(National Institutes for Quantum and Radiological Science and Technology; QST)
 本技術は、遺伝子治療に必要なベクター技術であり、高分子複合体をベクターとして用いる遺伝子治療用技術である。
 通常、バイオ医薬品等で遺伝物質を細胞に送るツールとしてウイルスベクターが用いられているが、免疫原性やゲノムへの組み込みリスクや運べる遺伝子サイズに制限があるという問題点があった。
 今回開発した技術は、高分子複合体をベクターとして用いる遺伝子治療用技術であり、ウイルスベクターに見られるようなリスクが低く、高分子の種類を変えることで、対象治療に応じた使い分けが可能となる技術である。
 現在、in vivo 試験を行っており、マウスでの有効性を確認中であるが、今後、遺伝子治療の他、遺伝子編集やワクチンへの応用が期待される技術である。

 This is the vector technology required for gene therapies and the gene therapy technology using polymer complexes as vectors (See Attached Document).

 这就是基因治疗所需要的载体技术和以聚合物复合物为载体的基因治疗技术(添付资料参照)。
WO2015020026
特許第6108369号
日本語(1.1MB)
English(674KB)
中文(768KB)
9 L-アルギニン
~PolyQ病治療剤への応用~

L-Arginine
~ A Therapeutic Agent for PolyQ Diseases ~

L-精氨酸
~作为PolyQ病治疗剂的应用~
永井 義隆
(近畿大学)

Yoshitaka Nagai
(Kinki University)
 本技術は、希少疾患であるポリグルタミン病(PolyQ病)に対するL-アルギニンの阻害効果に関するものである。
 PolyQ病は、異常伸長したタンパク質が凝集する遺伝性神経変性疾患であるが、有効な治療法は確立されておらず、症状に応じた対症療法で進行を遅らせているのが現状である。今回、L-アルギニンがPolyQタンパク質のミスフォールディングを抑制し、脳内での凝集・蓄積を減少させることが確認された。
 現在、医師主導治験を実施しており、L-アルギニンは新しいPolyQ病治療薬として期待される技術である。

 This is the invention related to L-arginine to inhibit the aggregation of the polyglutamine (polyQ) proteins responsible for polyQ diseases (See Attached Document).

 这是与抑制引起聚谷氨酰胺病(polyQ疾病)的蛋白质的聚集的L-精氨酸有关的发明(添付资料参照)。
WO2017222040
特許第6933380号
日本語(970KB)
English(290KB)
中文(484KB)
10 HMGB1阻害オリゴ核酸
~ISM ODNを用いた炎症性疾患の抑制~

Oligonucleotide to inhibit HMGB1
~ Inhibition of Inflammatory Diseases using ISM ODN ~

HMGB1抑制寡核苷酸
~用ISM ODN的炎症性疾病的抑制~
谷口 維紹
(東京大学)

Tadatsugu Taniguchi
(University of Tokyo)
 本技術は、核外に放出され炎症性疾患の病態悪化に繋がるHMGB1タンパク質の働きを抑制し、抗炎症作用を示すオリゴ核酸に関する技術である。
 HMGB1は主に核内に存在するタンパク質で、クロマチン構造の安定化や遺伝子の転写反応に関与していることが知られている。一方、ストレス下では細胞外へ放出され、炎症性サイトカインの誘導や炎症性細胞の遊走を促進させ、炎症性疾患の病態を悪化させることが確認されている。
 今回、このHMGB1と強く結合し、その機能を阻害することで炎症性疾患を抑制させるオリゴ核酸を開発した。敗血症や肝炎のモデルマウス等への投与により、マウスの生存率が対照群と比較して非常に高いことが確認されており、本オリゴ核酸は今後の新規抗炎症薬として高い期待が寄せられている。

 This is the technology related to the novel oligonucleotides to strongly bind to HMGB1 and inhibit inflamatory diseases (See Attached Document).

 这是与强结合HMGB1并抑制炎症性疾病的新型寡核苷酸有关的技术(添付资料参照)。
WO2012036215
特許第5686814号
日本語(931KB)
English(549KB)
中文(645KB)
11 ナノプロドラッグ
~ナノ・キャリアフリーDDSの設計と効果~

Nano Pro-Drug
~ Design & Efficacy of Nano Carrier-free DDS ~

纳米前药
~纳米无载体DDS的设计和效果~
笠井 均
(東北大学)

Hitoshi Kasai
(Tohoku University)
 本技術は、抗腫瘍活性の高いSN-38のプロドラッグ体に関する技術であり、薬効成分そのものをナノ粒子化した『ナノキャリアフリーDDS』に関する技術である。
 疾患の治療において、薬剤のみの投与では薬剤が全身に拡散し、薬効不足や副作用の懸念がある。対して標的組織選択的に薬剤を運ぶ技術にはナノキャリアを用いたドラッグデリバリーシステム(DDS)があるが、既存のナノキャリアには細胞浸透性や薬剤担持率が低いという問題点があり、また、ナノキャリア自体の副作用も懸念されている。
 本技術は、抗腫瘍活性の高いSN-38のプロドラッグ体で、薬効成分そのものをナノ粒子化した薬剤であるため、既存薬剤に比べて薬効が高いだけでなく、一粒子あたりの薬剤担持率も高く、キャリアによる副作用の懸念がないため、今後の新しいナノキャリアフリー薬剤として期待されている。

 This is the technology related to the prodrug of SN-38 which shows a high anti-tumor activity and also related to the "nano carrier-free DDS" designed by making the drug itself into nanoparticles (See Attached Document).

 这是于具有很高抗肿瘤活性的无纳米载体前药的技术。通过将药物本身制造纳米颗粒,实现了这个无纳米载体的药物递送系统(添付资料参照)。
WO2011155501
特許第5113958号
日本語(1.12MB)
English(450KB)
中文(731KB)
12 核酸結合性タンパク質
(Romanesco/ChrocodiLE)

Nucleic Acid Binding Proteins
(Romanesco/ChrocodiLE)

核酸结合蛋白
(Romanesco/ChrocodiLE)
岡田 康志
(理化学研究所)

Yasushi Okada
(Institute of Physical and Chemical Research)
 生細胞イメージングは遺伝子発現や転写の解析にあたり極めて重要で、基礎研究のプラットフォームとなる技術である。
 発明者らは、DNAの配列に「非依存的」なDNA結合性タンパク質を並べることで、オープンクロマチンに選択的に結合する技術を開発した。また、mRNAのイメージングについては従来技術の300倍の蛍光強度を持つ核酸分子を開発した。
 これらの技術を用いることで、生細胞の核酸の動態を高い精度でイメージングすることができる。

 These are two imaging technologies to visually analyze the living cells.  One is the technology to selectively bind open chromatin and the other is the nucleic acid to have 300 times stronger fluorescence intensity than that of the prior technologies (See Attached Document).

 这些是与可视化分析生细胞的两种技术有关的发明。一种是选择性结合开放染色质的技术,另一种是具有比现有技术强300倍荧光强度的核酸(添付资料参照)。
WO2020116446
WO2020209332
特許第7356739号
日本語(898KB)
English(550KB)
中文(535KB)
13 神経細胞ネットワークHTS装置
~シナプス自然放出微小電流を多点で計測~

Neuronal Network HTS Device
~ To Measure Synaptic Spontaneous Release Microcurrents at Multiple Points ~

神经元网络高通量筛选设备
~突触自发微电流的多点测量~
宇理須 恒雄
(名古屋大学)

Tsuneo Urisu
(Nagoya University)
 これまで、神経伝達系における電流の計測では細胞膜電位変化を測定していた。
 しかし、従来技術では細胞膜電位変化の素過程である「シプナス自然放出電流」を測定できず、神経系難病の病態検出には精度不足であった。
 発明者らは、多点でシプナス自然放出微小電流を計測する技術を開発し、装置化した。この技術により、神経系難病の原因解明や神経科学のさらなる研究推進が期待できる。

 This is the invention related to the HTS device using the technology to measure "the Synaptic Spontaneous Release Microcurrent" at multiple points. The pathological conditions of intractable nervous system diseases are expected to be detected with high accuracy using this technology (See Attached Document).

 这是与用在多个点测量"突触自发释放微电流"的技术的HTS设备有关的发明。期待使用该技术可以高精度地检测神经系统的难疾病的病理状况(添付资料参照)。
WO2013094418
特許第6037717号
WO2014045618
特許第6047579号
WO2015030201
特許第6377063号
WO2015111722
特許第6624933号
日本語(1MB)
English(600KB)
中文(600KB)
14 双性イオン化合物を用いた細胞の凍結保存
~生体に優しい新規溶媒~

Cell Cryopreservation Using Zwitterionic compounds
~ A Novel Bio-friendly Solvent ~

两性离子
~生物友好的新型溶剂~
黒田 浩介
(金沢大学)

Kosuke Kuroda
(Kanazawa University)
 発明者は、新規溶媒としてベタイン構造を有する「双性イオン液体(ZIL)」を開発した。この溶媒は細胞の凍結保存に用いることができる。
 双性イオン化合物を用いた細胞凍結保存剤は、既存品と比較して毒性が低く、性能の向上も確認されている。ポリマータイプの双性イオン化合物を用いることで、さらなる凍結保存効果の向上かつ細胞浸透性物質による毒性の低減も期待できる。
 今後は、細胞凍結に弱いとされる卵細胞や細胞塊(スフェロイド)の凍結保存剤としての利用を目指す。

 This is the technology related to a novel solvent "Zwitterionic Liquid (ZIL)".  This solvent can be used for "Cell Cryopreservation" (See Attached Document).

 这是于新型溶剂"两性离子液体(Zwitterionic Liquid;ZIL)"有关的技术。该溶剂可用细胞冷冻保存,也可作为难水溶性产品的溶剂(添付资料参照)。
WO2020230721 日本語(1.19MB)
English(399KB)
中文(614KB)
15 動的ネットワークバイオマーカー
~未病状態を検出するバイオマーカー創出システム~

Dynamic Network Biomarkers
~ A System to discover Novel Biomarkers to detect Pre-Diseased States! ~

动态网络生物标志物
~用于检测疾病前状态的生物标志物创建系统~
合原 一幸
(東京大学)

Kazuyuki Aihara
(The University of Tokyo)
 従来のバイオマーカーの多くは『病気になった状態(疾病状態)』を検出するのに対し、今回発明したシステムは『病気直前の状態(未病状態)』を検出できる新しい概念のバイオマーカーを見出すことができる。
 種々の遺伝子発現の相関の変化を数学的かつ統計的手法で解析することによって未病状態を検出できるバイオマーカーを見出すことができるため、疾病予防に貢献できる画期的なバイオマーカーを創出するシステムである。

 Most of existing biomarkers detect "Diseased States".  However, the system invented this time can discover the novel concept biomarkers that can detect "Pre-Diseased States".
 This is the system to discover an epoch-making biomarker that can contribute to the disease prevention since this system can discover the biomarkers that can detect "Pre-Diseased States" by mathematically and statistically analyzing the changes in the correlation of several gene expressions.

 大多数的生物标志物检测"疾病状态"。但是这次发明的系统可以发现可以检测"疾病前状态"的新概念的生物标志物。
 这是一个划时代的发现有助于疾病预防的生物标志物的系统,因为该系统可以通过数学和统计分析各种基因表达相关性的变化来发现可以检测疾病前状态的生物标志物。
WO2014050160
特許第5963198号
WO2014065155
特許第6164678号
WO2018207925
特許第7124265号
日本語(1.3MB)
English(454KB)
中文(665KB)
16 スーパー抗体酵素
~必須構造とその用途~

Super Abzymes
~ Essential Structure and Applications ~

超抗体酶
~基本结构和应用~
一二三 恵美
(大分大学)

Emi Hifumi
(Oita University)
 本技術は、通常の抗体酵素よりも高い抗原認識能と酵素分解能を有する『スーパー抗体酵素』の必須構造を特定し、人工的に製造する技術である。
 抗体軽鎖を単分子として扱うことにより、いくつかの抗体軽鎖に、通常の抗体酵素よりも高い抗原認識能と酵素分解能を有するものが確認されたが、多くの抗体軽鎖には確認されなかった。これは、アミノ酸配列におけるPro95の存在に起因するもので、抗原認識能と酵素分解能に必要なアミノ酸(Asp1、Ser27a、His93)がPro95の存在により適切な立体配置にならないことが原因であることが確認でき、意図的にPro95を欠失もしくは他のアミノ酸に置換した抗体軽鎖を製造することにより、人工的にスーパー抗体酵素を製造することが可能となった。
 本技術により製造されたスーパー抗体酵素を用いることで、AβタンパクやPD-1タンパクをはじめ、様々なタンパクに対する高い分解活性を確認できているため、本技術は、抗がん剤や抗HIV薬などの医薬品やCOVID-19やインフルエンザ予防薬など、様々な分野で応用可能な技術として期待されている。

 This is the invention related to the technologies to identify the essential structure of "Super Abzymes" having the higher antigen recognition and hydrolysis capabilities than those by general abzymes and artificially to produce them (See Attached Document).

 这是与具有比一般抗体酶更高的抗原识别和水解能力的"超抗体酶"的基本结构和人工生产技术有关的发明(添付资料参照)。
WO2011102517
特許第5199516号
WO2013133253
特許第5798199号
WO2015025786
特許第6488520号
WO2021015237
日本語(1.21MB)
English(411KB)
中文(364KB)

※掲載技術にご関心がある方は、是非下記お問い合わせ先までご連絡ください。

お問い合わせ先

〒102-8666 東京都千代田区四番町5-3 サイエンスプラザ
国立研究開発法人科学技術振興機構
知的財産マネジメント推進部 
知財集約・活用グループ
TEL:03-5214-8486 FAX:03-5214-8417 
E-mail:ライセンス(あっせん・実施許諾)について メールアドレス ※お問い合わせの内容によっては、回答に時間を要する場合があります。