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高純度ダイヤモンドの高分解分光と光機能の探索
中 暢子・NOBUKO NAKA

京都大学 大学院理学研究科物理学第一教室 准教授

研究成果
【経歴】
平成7年:東京大学理学部物理学科卒業
平成9年:東京大学大学院理学系研究科物理学専攻修士課程修了
平成9年6月:東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程中途退学
平成15年1月27日:博士(理学)(東京大学)取得

平成9年7月〜平成15年3月:東京大学大学院理学系研究科物理学専攻 助手
  半導体中の励起子のトラップと高密度化の研究に従事
平成15年4月〜平成16年3月:理化学研究所基礎科学 特別研究員(フロンティア研究システム時空間機能材料グループ励起子工学研究チームに所属)
  極微細構造中の励起子物質の開発と光機能材料への応用について研究
平成16年4月〜平成20年7月:東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻 特任講師
  光学的手法による量子多体系の量子操作と応用の研究に従事
平成20年8月〜現在:京都大学大学院理学研究科物理学第一教室 准教授
【研究内容】
電子材料、光学材料、生体応用への期待が高いダイヤモンドを中心に高純度物質の電子状態に関わる物性パラメータを高精度に決定する究極的光技術を開拓します。
電子励起状態のスピン構造、電子正孔系の不純物や格子欠陥への捕捉、欠陥と周りの高密度キャリアの相関やスピンデコヒーレンスの起源について実験的な知見を獲得し系統的な理解と議論を深め、ワイドギャップ半導体の特長を生かした光機能性を引き出す方法を探索します。