本研究領域は、物質や材料に関する科学技術の発展の原動力である新原理の探索、新現象の発見と解明に資する新たな計測・分析に関する基盤的な技術の創出を目指す研究を対象とするものです。
具体的には、新材料や新規なデバイスの創出、新規な微細加工技術の創出等に資する計測・分析技術、環境中等に含まれる極微量物質の化学的存在形態に関する新規な計測・分析技術等を対象とします。また、ナノスケールでの物質の形態に応じた物性や、表面、界面の化学組成や物性に関する新規な計測・分析技術も対象とします。
さらに、既存の基本原理に基づく技術であっても、計測・分析の速度、感度、精度を飛躍的に向上させる技術あるいはその限界に挑む技術等、新原理の探索や新現象の発見と解明に資する研究や物質科学技術にブレークスルーをもたらすことが期待できる研究を含めます。
□米田 忠弘 (東北大学多元物質科学研究所 教授)
「低次元ナノマテリアルと単一分子の振動分光・ESR検出装置開発」
(113kb)
□重川 秀実 (筑波大学数理物質科学研究科 教授)
「フェムト秒時間分解走査プローブ顕微鏡技術の開拓と極限計測」
(82kb)
□下山 雄平 (北海道教育大学大学院教育学研究科 教授)(現、室蘭工業大学教育研究支援機構
教授)
「多量子遷移ESRによる巨大分子の構造解析」
(198kb)
□高田 昌樹 ((財)高輝度光科学研究センター利用研究促進部門 副部門長)
「反応現象のX線ピンポイント構造計測」
(140kb)
□高柳 邦夫 (東京工業大学大学院理工学研究科 教授)
「0.5Å分解能物質解析電子顕微鏡基盤技術の研究」
(104kb)
□並河 一道 (東京学芸大学教育学部 教授)
「高いコヒーレンスをもつ軟X線レーザーを利用した新固体分光法の構築」
(198kb)
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