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ベトナムおよびインドシナ諸国における、バイオマスエネルギーの生産システム(植林・製造・利用)構築による多益性気候変動緩和策の研究

環境・エネルギー(カーボンニュートラル)

ベトナム社会主義共和国

終了

ベトナムおよびインドシナ諸国における、バイオマスエネルギーの生産システム(植林・製造・利用)構築による多益性気候変動緩和策の研究

今ある課題を一挙に解決!
一石四鳥のエネルギー生産システム

  • SDGs07
  • SDGs17

研究代表者

    • 前田 泰昭

      大阪府立大学 人間社会システム科学研究科 客員研究員
    • researchmap

相手国

ベトナム社会主義共和国

国内研究機関

愛媛大学、大阪市立大学、国際農林水産業研究センター

相手国研究機関

ベトナム国家大学ハノイ校(VNU-Hanoi) 他

採択年度

平成23年度(2011年度)

研究期間(採択時)

5年間

研究課題の概要

1.荒廃地再生 2.大気汚染防止 3.雇用創出 + 4.温暖化対策!
 ベトナムでは、焼き畑などで荒廃し、また枯れ葉剤で汚染された900万ヘクタールもの土地や、急速な経済発展に伴う都市部の大気汚染、山間部の貧困が深刻な問題となっている。そこで、荒廃地に石油代替エネルギーの原料となる油を生産する樹木を植え、クリーンな燃料を製造して都市部で活用することで、荒廃地再生/大気汚染防止/地域雇用創出の3課題の解決を目指すだけでなく、さらには地球温暖化対策にも有効な、バイオマスエネルギーの生産・利用システムをつくる。

あらゆる油から高品質の燃料生産 副産物の利用も
 ジャトロファ油やナマズ油、ゴムの実油などあらゆる原料から、新開発の共溶媒法で高品質のバイオディーゼル燃料(BDF)を製造し、軽油と混ぜなくてもクルマや船の燃料に使えるものがすでに完成。経済性を追求し、油糧種子中のビタミンEやほかの薬成分も利用するとともに、副産物のグリセリンを利用することで、BDFを石油系軽油と価格競争できる値段で利用できるようにする方法も模索する。

研究実施風景

ハロン湾炭鉱のボタ山荒廃地での南洋アブラギリの栽培

ハロン湾炭鉱のボタ山荒廃地での南洋アブラギリの栽培

VNUハノイのBDF製造パイロットプラント

VNUハノイのBDF製造パイロットプラント

ハロン湾の客船8隻に40tのBDF を燃料として提供

ハロン湾の客船8隻に40tのBDF を燃料として提供

ベトナム国家大学内にバイオマスセンターが開所Key Labとして認定された。

ベトナム国家大学内にバイオマスセンターが開所Key Labとして認定された。

研究プロジェクトWEBサイト

プレスリリース

実施報告書

評価報告書

中間評価報告書 終了時評価報告書 追跡調査報告書

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