JSTトップ2012年ノーベル賞を山中博士、アロシュ博士が受賞

山中 伸弥 博士

ノーベル医学・生理学賞を 山中 伸弥 博士が受賞

山中iPS細胞特別プロジェクト

 本年のノーベル医学・生理学賞を、山中 伸弥 博士(京都大学 iPS細胞研究所 所長)が受賞されました。
今回の山中博士の受賞は、「成熟細胞が初期化され、多能性を獲得しうる現象の発見」に対し贈られます。
当機構では、2003年10月~2009年3月に戦略的創造研究推進事業チーム型研究(CREST)の「免疫難病・感染症等の先進医療技術」研究領域における研究課題「真に臨床応用できる多能性幹細胞の樹立」の研究代表者。2008年4月から「山中iPS細胞特別プロジェクト」の研究総括。

<関連する主なプレスリリース>

2011年06月09日 転写因子Glis1により安全なiPS細胞の高効率作製に成功 ≪論文掲載誌≫ Nature
2008年10月10日 ウイルスを用いずに人工多能性幹細胞(iPS細胞)樹立に成功 ≪論文掲載誌≫ Science
2007年11月21日 ヒト人工多能性幹細胞(iPS細胞)の樹立に成功 ≪論文掲載誌≫ Cell
2006年08月11日 皮膚細胞から万能幹細胞の誘導に成功 ≪論文掲載誌≫ Cell

<関連するJSTnews記事>

<日本科学未来館 関連イベント>

2012年ノーベル医学・生理学賞受賞に関係する展示、および特別ミニトーク開催

<J-GLOBAL foresight>

イノベーションフロントでの山中博士の論文解析
セルジュ・アロシュ博士

ノーベル物理学賞をセルジュ・アロシュ博士が受賞

国際共同研究ICORP「量子もつれ」プロジェクト

 本年のノーベル物理学賞を、セルジュ・アロシュ博士(フランス高等師範学校 教授)が受賞されました。
今回のアロシュ博士の受賞は、「個別の量子系の測定や操作を可能にする画期的な手法の開発」に対し贈られます。
当機構では、1999年1月~2003年12月に国際共同研究ICORPの「量子もつれ」プロジェクト共同研究先の代表研究者(日本側代表研究者は、山本 喜久 教授)。2004年1月~2009年3月に発展研究SORSTの「光を用いた量子情報システムの研究」(研究代表者 山本 喜久 教授)で「原子と光子を用いたエンタングルメントの制御」について共同研究。

<関連する主なプレスリリース>

1998年11月27日 国際共同研究事業 新たにフランスとの研究プロジェクトを発足させる

<関連するJSTnews記事>

国際共同研究事業 終了プロジェクト研究成果 日本-フランス「量子もつれプロジェクト」(2004年5月号)
日本-フランス共同「量子もつれ」プロジェクト終了シンポジウム開催(2004年2月号)