公募の申込開始は6月頃の予定です。詳細は随時公表します。

これまでの出展者から
過去のサイエンスアゴラに出展した皆さんから感想を寄稿いただきました。
サイエンスアゴラ2009開催報告書より抜粋
くじら号、サイエンスコミュニケーションへの船出
独立行政法人海洋研究開発機構 海洋・極限環境生物圏領域
海洋生物多様性研究プログラム 佐藤孝子
15年ほど前の転職をきっかけに「深海」の研究に関わり始め、それ以来、潜水船で潜りながら、微生物の研究を続けてきました。同時に、知られざる深海という世界や生物の魅力を、もっと多くの人たち、特に次世代を担う子供たちに紹介していきたいと思い始め、2年ほど前に出来上がったのが「くじら号のちきゅう大ぼうけん」という絵本です。さらに私は「チームくじら号」を結成し、「絵本読み聞かせギターライブ公演」活動を展開して参りました。これは、「深海」の歌とともに絵本を読み聞かせることが導入部となり、その後深海生物の解説をしながら本物の標本をさわって頂くことで、未知な世界の深海をリアルに実感して頂くプログラムです。皆さんのご意見を取り入れながら試行錯誤中の当チームが、サイエンスコミュニケーションのお祭りにも船出するチャンスを初めて頂き、ドキドキしながら迎えたのがアゴラ2009です。
90分という長時間を頂けたので、読み聞かせの他にクイズや実験などの多彩なプログラムで、より総合的、立体的に深海を体験してもらい、お陰さまでチームも一回り大きく成長することができました。ただ、今回は諸先輩方の活動をゆっくり体験したり、交流したりする余裕がほとんどなかったのが、唯一の心残りです。ご縁があれば、来年のアゴラにも新作を用意したくじら号で船出し、今度はサイエンスコミュニケーションの専門家のご意見も伺いつつ、アゴラをぜひご一緒に盛り上げていきたいと思っています。
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