誰もが自分の医療データを持ち歩ける時代へ
2023年07月18日
- 主催:
東京大学大学院医学系研究科医用情報工学講座
解くべき課題
◆患者自身が自分の医療データを適切に活用できていない
・一般的に患者が受診した検査データのほとんどは医療機関が保有しており、患者自身は容易にデータに触れられない
・画像データは特殊なフォーマットで容量も大きく、特に扱いにくい
取組のポイント
「STI for SDGs」アワード(2022年度)科学技術振興機構理事長賞受賞案件
◆患者本人が自分の医療データを容易に扱えることで、治療やヘルスケアに活用できるようになる
◆患者と医師が医療データを共有するための分散型システムとして、今後の医療領域での活用にも期待される
取組内容
◆患者自身が自分の医療画像データを保有し、医療やヘルスケアへの活用を実現するアプリ「eMma」の開発
・医療用画像データの質と量を低下させることなく、高速かつ効率的に患者のスマートフォンなどに取り込みが可能
・輝度値や観察断面、過去と現在のデータの時系列比較といった効率的な閲覧を直感的な操作で実現
◆高いダウンロード実績と医療現場での活用
・日本のみでなく海外でも利用実績あり。無料での利用が可能
・医療現場での教育等の目的で、医療関係者の利用も拡大
シナリオの関係者
株式会社Kompath