JST 国立研究開発法人 科学技術振興機構

文字サイズ

SCENARIO 社会課題の解決を目指して

負担の少ない乳がん診断技術を開発する「Lily MedTech」

2020年12月14日

シナリオを実現する

  • 主催:

    株式会社Lily MedTech

解くべき課題

◆年々増加する乳がんの患者数と死亡者数
◆画像診断時の痛みや被曝がなく、女性に優しい
◆低い再現性および技師の習熟度の課題

取組のポイント

JSTの研究開発成果の実用化・社会還元を促進することを目的とした「出資型新事業創出支援プログラム」(略称:SUCCESS)採択案件

◆乳がんの早期発見
・乳腺密度/技師の習熟度に左右されない再現性の高い画像診断技術の開発
◆女性に優しい診断装置の開発
・誰にも乳房を見られたり触られたりしない/痛くない/被曝しない/低コストの診断装置の開発
◆面内で均質かつ高い解像度を実現する撮像技術
◆AIを使用した読影支援アプリケーションによる読影効率改善・高機能化の実現

取組内容

◆リング型超音波振動子を用いた革新的な乳房用画像診断装置の開発
・現在のX線マンモグラフィ/MRI/超音波エコーなどは、痛みや被曝、高コスト、技師の習熟度で診断結果が左右されるなどの欠点がある。
・超音波振動子をリング状に並べることで、均質で解像度の高い撮像を可能とする技術を開発した。
・自動化できるため、原理的に技師の手技の習熟度に診断結果が左右されることがなくなる。
・エコー検査なので、乳腺密度が高い患者に適している。
◆女性に優しい乳がん検査の実現
・低コストで、痛みや被曝の心配のない診断技術を開発した。
・うつ伏せになり、乳房をベッドの穴に入れるだけなので、誰にも乳房を見られたり触られたりせずに検診を受けられるようになった。
◆面内で均一の高い解像度を実現する撮像技術
◆AIを使用した読影支援アプリケーションによる読影効率改善・高機能化の実現
・1次読影の代わりにAIが読影することで、2次読影の医師の負担を軽減する。
・良悪鑑別に関わる情報により開発したAIで高機能化を目指し、特異度向上を図る。

シナリオの出どころ

関連情報

「超音波画像診断」に関する情報
「乳がん診断」に関する情報
「3次元スキャン」に関する情報
「検診」に関する情報

お問い合わせ先

http://www.lilymedtech.com/contact.html

前のページに戻る