「地消地産」で新しい経済循環の仕組みを提案
2020年10月05日
- 主催:
山形大学農学部附属やまがたフィールド科学センター エコ農業部門長・教授 浦川修司氏
- 開催日:2016年4月 1日
解くべき課題
◆米の消費量の減少
◆農家の高齢化/離農による耕作放棄地の増加とノウハウ、人脈の継承問題
◆豊かな土地の荒廃/失われつつある美しい田園風景
取組のポイント
◆土地に合った洗練された特色ある地域づくり「庄内スマート・テロワール構想」
◆地域の中で物とお金を循環させて完結する新しい経済の仕組みの構築
◆構想のベースになるのは休耕田/耕作放棄された水田の畑地化
取組内容
◆庄内スマート・テロワール構想
・2016年に山形大学に開設された寄付講座『食料自給圏「スマート・テロワール」形成講座』を母体とした実践モデルが「庄内スマート・テロワール」。
◆地域の中で完結する循環経済を実現するための4つのピース
・畑作と畜産の連携を図る「耕畜連携」。
・農業者と加工業者が連携して加工食品を製造する「農工連携」。
・加工業者と小売店が連携して製品を開発する「工商連携」。
・消費者ニーズに合わせた製品提供によって実現する農と食の地域内循環経済、「地消地産」。
◆鍵は平野部と中山間地の「ゾーニング」
・庄内の美しい田園風景を守りながら農地を有効活用。
・1枚の面積が狭い水田が多い中山間地の休耕田/耕作放棄地の畝を壊して、傾斜のある広い畑地を造成、水はけのいい農地に。
・傾斜の急な土地は畜産の放牧地として活用。
シナリオの関係者
庄内スマート・テロワール推進協議会
ベジパレット 代表 高田庄平氏
お問い合わせ先
山形大学農学部附属やまがたフィールド科学センター エコ農業部門長・教授 浦川修司氏
- urakawa3513@tds1.tr.yamagata-u.ac.jp